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中間報告

今日は、まだ人生の途中ではあるが、
今の僕の中間報告をしていく。


これまでの人生を振り返って、
重要なことを簡潔にまとめる。


始めに言っておくが、この報告は
かなり筋の通った説明になると思う。


まだ書き始めなのに、
この自信のありよう。


心配になるほどのナルシストである。


さて、僕は今、友達がいない。


悲しい。


いや、悲しいのは僕なので
読者のあなたが悲しむ必要はない。


でも僕だって、友達はいないけれど
なんだかんだ今は楽しい。


この状況を説明するのに
必要な人間が、小説家の朝井リョウである。


僕はラジオが好きで彼のラジオを聴いていたのだが、
5年位前、彼はこんなことを話していた。


「私は友達ともっと気軽に電話とかしたいんですよ。
 だからそういうことができる友達に出会えたのが本当にうれしい。
 私は、言語でコミュニケーションを取りたい。
 だけど、男子は体のぶつかり合いで
 コミュニケーションを取りたがる。
 じゃんけんで負けたやつが荷物を持つだの、肩パンだの。
 電話とか恥ずかしがって、とにかく体で表現したがる。
 だから、言語でコミュニケーションを取りたがる人と
 仲良くなれるのが嬉しい。」


まぁーじで、同意。


ものすごくすっきりした。


そう。僕は、言語でコミュニケーションを取りたい。


ずーっと話したい。


それに、ずーっと話を聞きたい。


殴るとかの良さがわからない。


同じ画面を見ながらゲームじゃなくて、
目を見ながらファミレスで永遠に話していたい。


でも、男子コミュニティはそれを嫌がる。


それを嫌がることが、男子コミュニティの
アイデンティティとも化している。


この雰囲気が、すごく窮屈だった。


だから僕は、女子の方が居心地が良かった。


男子に比べ、女子コミュニティ、
しかも少し僕より頭のいいグループは、
積極的に言語でコミュニケーションを取りたがってくれる。


それがすっごく心地よいのだ。


そうして女子と話していると、
嫉妬を含んだ男子からの冷たい視線は注がれる。


当時は、自分でも
なんで居心地のいい人が女子なのか
答えられなかった。


別に、性的対象として接近しているわけではない。


女子が居心地のいいのではなく、
居心地がいいのが女子、
答えられてもそれくらいだった。


でも、今ならこう答えられる。


「お前らじゃ、言語コミュニケーションがとれねえんだよ」


だから、小、中・高で、
友達と思えた男子がそれぞれ一人ずついたけれど、
彼はものすごく言語でコミュニケーションを取ってくれていた。


今、大学生の僕は、言語でコミュニケーションを
取ってくれる相手に出会えていない。


深い知り合いはいる。


でも、友達ではないと感じるのは、
彼が言語でコミュニケーションを取るタイプではないから。


これは、偏差値とかではないと思う。


単純に、人間の性格のタイプだ。


だから、仕方ないとは思う。


一応高校の時よりは
”頭のいい”コミュニティには所属しているけど、
なかなか巡り合えるものではない。


そして、これは今僕が講談・落語にハマっていることも
説明できる。


僕は、言語で話を聞きたいのだ。


話を、誰かの人生の破片を、
言語を通して感じたい。


そして、今こうしてnoteをやっているのも
そうなのかもしれない。


インスタはつまらない。


動画や写真の方が、情報量はある。


でもなんか違う。


Twitterは文字の制限がある。


これもつまらない。


というかTwitterは荒れてるから嫌い。


そしてもっと言えば、学生時代
ずっとラジオを聴いていたのも、
全部同じだ。


言葉で、話でコミュニケーションを取りたいのだ。


そのラジオで、朝井リョウは言っていた。


「大人になるまで生きてみるもんですよね。
 生きてれば、言語でコミュニケーションを取ろうとする
 自分みたいな人に出会えるんだから。」


僕は、こんなに希望に満ち溢れている言葉を
他に聞いたことがない。。




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