見出し画像

あの頃の写真で思いを馳せる。いまひとたびのフランスの街へ①

もしあの頃の私が今のように写真を撮ることを趣味としていたら、撮影に夢中になって、きっとこんな風に自然体でフランス旅を味わえていなかったことでしょう。

*  *  *

人生初めての飛行機旅はフランス旅行。35歳にして初めての飛行機、初めての海外旅行。

まとめた休みがとれなかった仕事を退職し、まだ次に何をするか決まっていない時期に幼馴染と旅行をしよういう話になりました。よく覚えていないのですが、私には海外に行くという頭はなかったと思います。なんせ35年間飛行機に乗ったことがなく、特に乗りたいとも思っていなかったのですもの。旅先がフランスというのは海外旅行大好きな幼馴染が決めたことでしょう…。間違いなく。

出発の日が来るまで私は「本当に行くのかな」という気持ちでいっぱいでした。初めての飛行機、それも13時間なんて…ね。
因みに彼女のご主人は飛行機は怖くて乗りたがらないのだそうです。

まぁでも飛んでしまえばこっちのもの。口を開けて気持ち良さげに寝ている幼馴染を横目に、イヤホンから流れるkiroroの曲をお供にして13時間は経過しました。

画像1

6泊8日のフランス旅の始まり。とある旅行会社のパッケージプランで格安のホテルの宿泊に色々オプションを付け、途中の2日間はフランスに住んでいた高校時代の友人と会うことになっていました。

シャルル・ド・ゴール空港に到着し、バスで向かったホテルのある場所が私にとってのフランスの第一印象になります。
そこは私の想像していた「オ~ シャンゼリゼ~」と歌いたくなるフランスとはちょっと違っていました。お天気も今一つで私の気持ちも少し曇り空。でも改めて見るとやはり素敵な光景ですねぇ。

画像2

終始動画を撮っていた幼馴染
帰国後CD-Rに編集してくれました
(彼女には写真掲載許可済みです 笑)

画像2

フランスの第一印象となった風景

画像3

宿泊した街の名前を覚えていなかったのですが、写真を見ると駅名が「Crimée」と出ているので宿泊したのはパリ19区のクレメ駅周辺になります。

あ、そうそう、この頃はまだガラケーと呼ばれる携帯電話を使用していたので今とは随分と勝手が違います。今だったらスマホであれこれと細かく下調べしていたでしょうし、現地でもスマホの地図アプリで調べながら比較的スムーズに行きたい場所へ行けただろうな…。なんて少し悔やまれますが。(今もこうして忘れていたクレメという街を簡単に調べられていますしね。)それはそれなりで何とかなりましたし面白い旅ができたのではないでしょうか。

画像5
画像6

カメラにほとんどこだわりがなかった当時の私は、確かFUJIFILMのものだったと思うのですが(○○PIXみたいな名前だった気がするので「FinePIX」かも。)小さな小さな白いデジタルカメラを持って行きました。
カメラが趣味になる前の写真ですが、素敵な風景だな…と何度も見返したくなる写真が何枚もあって。それこそ構図だとか光と影だとかそんな言葉は頭の中になかったのに何だかとても好きな写真たち。何でブレている写真がこんなに撮れるの?と笑ってしまうけれど。

画像7

フランス旅も終わりに近づいた日、ホテルに帰る道で写した夜のエッフェル塔

画像8

ブレていても良い雰囲気(※私的には)

画像9

子供たちのお洋服が鮮やかで、とても可愛かったのが印象的

画像10

メトロの駅構内

画像11

とにかく狭くてただ寝るだけ!のホテルに着いたときはびっくりしましたが、連泊すれば慣れてくるものです 笑

ただひたすら良いと思った風景を撮影したと思われる写真たちは、これまで幾度となく見返して、もう頭の中にしっかりと焼き付いているのです。

せっかく沢山撮った大好きな写真たち。今後少しずつnoteにてご紹介させていただくのでお付き合いくださいませ。

この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

55,436件

#旅のフォトアルバム

39,400件

#わたしの旅行記

996件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?