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あの頃の写真で思いを馳せる。いまひとたびのフランスの街へ⑦ 〜最終章〜

初めての海外旅行、6泊8日の旅も最終日を迎えました。

だいぶ時間をかけてしまいましたが、「あの頃の写真で思いを馳せる。いまひとたびのフランスの街へ」も最終章です。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
道中動画を撮影してくれた幼馴染も読んでくれているそうで、ありがと〜!

帰りの空港へと向かう日は慌ただしかったのか、写真がとても少なくて、思い出せることも少ないのですが、それでも要所要所は撮っていたようなのでよろしければもう1日、旅にお付き合いください。

前回の記事はこちらです。

*  *  *

7日間過ごした(途中友人の家に一泊しましたが)ベッドでいっぱいいっぱいのホテルの部屋も、なんだかすっかり慣れてしまったなぁ… なんて思いながら迎えたお別れの日の朝。

そんなものですよね。

荷物を詰めて向かうのは確か免税店の入った百貨店。
ここで最後のお買い物です。

自分の為に選んだのはレペットのお財布。
シャンゼリゼ通りで購入したプチバトー同様、昔働いていたお店でレペットの靴と小さなバッグを扱っていたのですが、お財布は初めて見たのでテンションが上がったのかな。長財布とコインケースで悩んだ挙句、どちらも購入してしまいました。
多分お求めやすいお値段だったので◎

濃いめのピンク色の長財布は帰国して直ぐに使いましたが、黒いコインケースはなんと…

いまだに使っていません!笑

はて、いつ使いましょうか。ここまで来たら使えいない気もしてきました。 

久しぶりに出して良く見てみたら、コインケースの入っていた巾着のリボンが黒くなっていました。巾着が傷んでしまったようで、繊維がほろほろと落ちます…。
この巾着もかわいくて、大切にしていたんですよね。
傷んだ布に、時の流れを感じてしまいました。

この2枚はぺ通りの路面店のレペット。とても印象的な写真で、フォトフレームに入れて飾っています。

買い物を済ませて、ランチをしたレストラン。もちろんここの風景は覚えているのに、場所も店名も思い出せなかったので写真の赤い屋根に書いてある文字から調べてみました。
マルシェ・サン=トノーレ通りにある「Cuisine et Confidences」。
現在は閉店していました。
赤い屋根、赤い椅子、赤い車。
忘れるはずのない風景です。

サーモンのペンネにバゲット?フランスパン?
違いが分からない…笑

アップルクランブルには、ベリー系のソースだったかな…。

テーブルの横に置いたトランクには、レペットのショップバッグ。
何もかも可愛過ぎて、いちいち写真に撮って、いちいち残してあります。
このショップバッグ、まだクローゼットの奥に畳んでとってあるかも。笑

空港に着く前に写した街の風景はこの写真が最後です。
何気なく撮影したと思いますが、大好きな1枚。

さよならフランス。

日本に繋がる空の旅…。
始まりの空色は、ちょっぴり切なく見えます。

いまパッと思い出せる自分へのお土産は、確かモン・サン・ミシェルで購入したサブレーが入っていたこの缶と先ほどのレペットのお財布、プチバトーのTシャツ。
缶は可愛いので、雑貨を入れてしまってあります。

あとは実家に、右側の缶のような色をしたマグカップ…じゃなかった、シードル用のカップと小さなグラスがあるはず。

*  *  *

小さな小さなコンパクトカメラで、切り取った遠い国の街並み、そこで暮らす人々。広い空と海、色鮮やかな街並みや花たち。

一枚一枚が深く記憶に残っている理由は、何度も見直したくなる、何度も旅をしている気分になれる、この写真たちを残したから。
1番のお土産が、こんなにも沢山ありました。

もしあの頃の私が今のように写真を撮ることを趣味としていたら、撮影に夢中になって、きっとこんな風に自然体でフランス旅を味わいていなかったことでしょう。

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