インタビューをフリーマガジンにする⑪(デザインの実践)
ここでは、素人の私が初めてインタビュー集をフリーマガジンとして完成させるまでの過程を綴っています。
まとめはこちらです。
さて、ここでは、写真について→デザインについて→フォントについて...といった感じで、読みやすい構成にしたいと思ったのですが、諸々大変なので、完成したマガジンのページをめくりながら、自分の中のポイントを順番に挙げていこうと思いました。
前回は林伸次さんのページで使った写真について書きました。
マガジンでは全体を通して、
①最初にご本人の写真+インタビュー内容の簡単なまとめ
②インタビュー本文+関連する写真
③インタビューを通しての私の感想
④ご本人プロフィール
という感じで、お一人につきA4サイズ4ページを使っています。
いろいろなフリーマガジンやファッション誌を参考にしましたが、雑誌を作成する際の教本みたいなものは特に読んでいなかったので、最後まで結構自己流で作成してしまいました。
8人全員同じパターンだとつまらないので、細かい部分にこだわり始めてドツボにはまりましたが、最終的には頑張ってよかったなと思いました。
これは林伸次さんのページの最後に出てくるプロフィールの部分です。これが一番最初のパターン。
この後数々の変遷を経て、最終的にこの形になりました。
最初は8人全員、単純なパターンだったのですが、これだと全部のページが似通って単調で素人っぽいなあと思っていたんですよね。
でもすでにアイディアが枯渇。
そこでファッション誌をいろいろ読んでみたら、今までは全然気付かなかったけれど、ファッション誌の細部へのこだわりってすごいんだなということが分かりました。
Illustratorを使うようになって、改めてそういった雑誌を眺めてみると、「ああ、この部分も図形を組み合わせたりして全部イチから作っているんだな」というものが見えてくるようになりました。いやー、仕組みを知るって面白いですね。
そして、その方法って検索すれば全部出てくるんです。
例えば上のようなメモ用紙風のデザインを作りたい!と思ったら
「Illustrator 破ったメモ用紙風」といったワードでつくり方がたくさんヒットします。
このメモ用紙風のデザインは、たくさんの長方形と円を組み合わせて作っています。ごく簡単に解説するとこんな感じです。
ちなみに、実際に同じような形のメモ用紙を破ってみて、ちぎれた部分がどんな角度になるのかを見ながら、ちぎれた部分を表す長方形の角度を全部微妙に変えてみました。(写真だと分かりにくいですが。)
もっと凝ろうとすれば、ちぎれた部分を表す長方形に全部影を付けたり、もしくはちぎる前のノートとして、厚みやリングを表したりといった感じにもできますが、ちょっと大変だったので、これで完成にしました。
最初は大変そうだなと思いましたが、やってみると、私はこういう細かい作業って結構好きなんだなということが分かりました。色やメモ用紙の雰囲気も試行錯誤しながら、このメモの部分だけに10時間以上(もっとかな?)かけたと思います。
インタビュー集としては、力を注ぐポイントがずれている気もしましたが、こういった作業の積み重ねで、Illustrator初心者だった自分のスキルがちょっと上がったんじゃないかと思いました。
今これを書きながら、しばらくIllustratorで複雑な作業をしていないので、また培った能力が振り出しに戻ってしまうなあと思いました。何でもいいからまた何か作ろう。
------【告知です】-------
『ようよう』というフリーマガジンを作りました!この中では、私が8名の方にインタビューしたものを掲載しています。フルカラー36ページです。欲しい方には4冊まで無料で送付していますので、お名前・ご住所・ご希望の冊数を添えて、お気軽にこちらにご連絡ください^^
maricommu82@gmail.com
【こちらの方々にインタビューをしています】
・林伸次さん(『bar bossa』経営/バーテンダー/作家/東京在住)
・佐々木典士さん(作家/編集者/ミニマリスト/フィリピン留学中)
・三樹菜緒子さん(リラクゼーションサロン『月と樹』経営/セラピスト/静岡在住)
・前島剛さん(洋菓子店『ふらんす屋』経営/パティシエ/ドラマー/山梨在住)
・佐藤"boone"学さん(ライブハウス『四谷OUTBREAK!』店長/バンドマン/東京在住)
・沼崎真白さん(『Jewels & Things』経営/ジュエリーバイヤー・デザイナー/山梨在住)
・權田菜美さん(ダンサー/ダンス教室・ストレッチ教室講師/東京在住)
・山下陽光さん(ハンドメイドファッションブランド『途中でやめる』主催/福岡在住)