「THROUGH THE LOOKING GLASS」を読んだ中二女子の感想
「鏡の国のアリス」って、原作のタイトルには「アリス」入ってないんですねぇ。
「不思議の国のアリス」の続編というのも初めて知りました。
幼稚園に「不思議の国のアリス」はなかったけれど「鏡の国のアリス」の絵本はあって、これ何が違うんだろう?と思った記憶があります。
両方ともアリスが主人公ですし不思議な国に迷い込んでいますし。
不思議の国に行くまでの経路しか違いなくない?と思ったんですよね・・・。
でも成長して読んでみると、鏡をテーマにした、現実世界とあべこべの不思議の国が舞台になっていることに気づいたりして面白かったです。
突然ですが皆さん、挿絵って偉大ですね。
「秘密の花園」みたいに現実世界のお話だと英語で読んでいても大体わかるのですが、この「鏡の国のアリス」みたいにファンタジーだと、挿絵がないと英語で読んでいたら「?」「?」でした。
「え、ここカブトムシって書いてある・・・。え、でも喋ってる・・・どういうこと?」
という感じで。
でも挿絵があると、「あ、そっか。カブトムシやけど人間みたいな感じなんや。そっか。ファンタジーやもんね。」と納得することができました。
これ本当、挿絵がなかったら頭の中に?を浮かべたまま読み進めることになったと思うんですよ。
挿絵って大事です。
いや、でも本当に「鏡の国のアリス」めっちゃ面白かったです。
英語で10冊読むっていう挑戦をしていて気づいたんですが、やっぱり児童文学って面白いな、と思って。
もちろん大人になってから読んで気付くこともあると思うんですけど、何にも考えずに読んでも面白いんですよね。
この本の最後でアリスが女王様になるところとか、あと食べ物が喋ったりとか。童心にかえるって言うのかな?なんか、すごく楽しんですよ。
あとミスターカブトムシみたいな人に鏡の国の虫の紹介をしてもらうところとかも面白かったです。
こういうの、書いてても楽しいんですよね。
次は何をどういう風に変えようか・・・とか考えるの。
少なくとも、私は大好きです。
それからこの中にハンプティダンプティが出てきました。
マザーグースの感想を書いたときに、コメントで「マザーグースは文化の一部になっていて、特にハンプティダンプティは比喩として新聞にも出てきたりします。」って教えて頂いたんですが、わぁ、本当だ!と思いました。
新聞ではありませんし、ハンプティダンプティがマザー・グースに出てくる詩だということを知らなくても読み進められる部分ではあったのですが別の本で読んだことが出てくるとやっぱり、嬉しかったです。
「あ、これ知ってるやつや!」みたいな。
本当に、面白かったです。
ハンプティダンプティが出てくるマザー・グースの感想はこちら↓
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