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「With Planner」あなたに寄り添う新しい手帳~制作者インタビュー

こんにちは!
突然ですが、みなさんはどんな手帳を使っていますか?

一枚一枚ページをめくる紙の手帳や、自由にアレンジできるスケジュールアプリ。それぞれ魅力があって、使い分けている方も多いかもしれませんね。

そして今、新しく注目され始めているのが、デジタルとアナログの"イイとこ取り"をした手帳ツール「デジタルプランナー」です。

主にiPadユーザー向けで、すでに韓国など海外では人気の高いデジタルプランナー。国内でも時間管理やセルフマネジメントに便利なツールとして、近年さまざまなテンプレートがリリースされるようになりました。

手帳で見つける「あなたの」時間

今回の記事では、デジタルプランナー愛(!)が高じ、2022年12月25日に「With Planner」(税込1,000円)をリリースしたHiiさんにインタビュー!制作のきっかけやWith Plannerのコンセプト、便利な使い方などをご紹介しながら、Hiiさんの手帳観やご自身のお人柄に迫ります!

Q:
Hiiさん、こんにちは!
まずはデジタルプランナー「With Planner」について、制作のきっかけを教えてください。

明るい笑顔と笑い声が印象的なHiiさん。後ろ姿も素敵です!

忙しいあなたに“寄り添う”手帳

制作を決めたきっかけ

Hiiさん:
ありがとうございます。デジタルプランナーとの出会いは2年前になります。

あるとき、自宅のPCが故障してしまって。急きょ使うようになったiPadでInstagramを見ていると、とっても素敵なデジタルプランナーの画像にたどり着いたんです。「こんなのがあるんだ!」と夢中になり、さっそく使い始めました。

スケジュール管理はもちろん、思い付いたアイデアを書き込んだり、お気に入りの写真を貼り付けたり。もともと手帳は私の生活に欠かせないものだったので、紙製の手帳とあわせて大切に使うようになりました。


夢までの道のりをビジュアライズ

そのうち市販のテンプレートでは物足りなくなって、自分の好きなデザインや機能を考えてカスタムするように。

この話をデジトレ(※後述)で出会った仲間にしたところ、「製品化してみたら?」と提案してくれたんです。これが「With Planner」制作のきっかけですね。

Q:
「カスタム」「制作」と一言でいっても、スキルや知識はあったのですか?

Hiiさん:
もともとHPや動画制作、プログラミング言語といったことに興味があって、基礎的な部分は自分で勉強した経験があったんです。今回も色々調べながら作りました。

Q:
手帳が好きで勉強も好きとは。「きちんとできる人」なんですね…!

Hiiさん:
違うんですよ(泣)。本当に要領が悪くて。だからこそ、手帳という存在に助けられているんです。

私は2人の男の子のお母さんで専業主婦なのですが、なかなか時間を上手く使えなくて…。余裕がなくなると、子どもたちを「早く早く」とせかしたり、「またあとでね」と後回しにしたり。

「成長をみられる瞬間は今しかない」と、分かってはいるんですけどね。

もっと絵本を読んであげたい。もっとたくさん話を聞きたい。なのにタスクに追われてばかりで、いつも洗濯物の山を見ては「今日もできなかった」「時間の余裕がほしいな」って考えていました。

でも、こんな悩みを抱えている人って、私以外にもたくさんいると思うんです。

いま目の前にあること、遥か未来に広がること。

作品にこめた思い

Q:
「With Planner」のコンセプトやネーミングには、「忙しいあなたの気持ちに寄り添いたい」「持ちきれない肩の荷を支えたい」といった願いがこめられているそうですね。

Hiiさん:
はい。タスクの同時進行は、ときに一人で処理しきれない負担となって、つらく感じてしまいませんか?

仕事や家事、育児といった身近な人のケアや、人によっては社会貢献活動。学生さんも、勉強やサークル、就職活動などで忙しい日々を送っていると思います。

さまざまなマルチタスクを頑張っている人が、この手帳に思いを託すことで肩の荷が軽く感じられたら。

また、「時間に追われる」のではなく「時間をつかむ」ことで、自分の夢や希望をあきらめずに実現できたら。

もうあきらめない、「あなたの」時間!

いつも隣で気持ちに寄り添える手帳になればいいな、という願いをこめて「With Planner」と名付けました。

こうしたい! をかなえる15シート

Q:
With Plannerは、15シートのセットです。いわゆるスケジュール管理だけではなく、ウィッシュリストやハビットトラッカー(習慣チェック)など、自己分析や生き方の設計につながるシートが充実していますね。

Dream  大きく夢を描こう
Mandara chart  ゴールまでのアイディア整理
Wish list  かなえたい想いを文字に
Habit tracker  習慣づくりを見える化
Bingo  ゲーム感覚でタスク完了!
Weekly1  同時進行もおまかせ!
Weekly2  毎日いいこと3つ書いてみる?
To do  どれを優先?目の前のタスク
Project seat  長い道のりをサポート
Study seat  日々の学びを貯めていこう
Book list  忘れたくない感動を
Shopping memo  この化粧品いつ買ったんだっけ?
Memo1  リンクも写真も簡単管理
Memo2  レシピノート作ろうかな
Memo3  簡単に写真をデコレーション♪

過去も未来も、現在も

A:はい。みなさん、通常のスケジュール管理はすでに何らかの形でされていると思うんです。

With plannerを使うことで、思考の整理はもちろん、タスクの優先順位づけ、思い出深い経験の記録、ゆずれない信念の確認など、より心の奥にアプローチできればと考えました。

無限に広がる夢。いくらでも描いていこう

具体的な計画を立てると、自分のとるべき行動や、時間の余白が見えやすくなります。人や物、場所との出会いを大切に記録していくことで、幸せや達成感を実感できればいいなと。

もちろん、いろんなタイプのシートがあるので、どこからでも始めてもらってOKですよ!

「この本を読みたい」「友人にこんな話をしよう」といった、日常のワクワクもたくさんつづってもらいたいですね。どんどん枚数が増やせますし、画像やリンクの貼り付けもカンタンにできます。

Q:
中でもHiiさんがこだわったのはどのシートですか。

Hiiさん:
週間予定表です。1日を2列に分割しているので、仕事とプライベートの兼ね合いや、家族の予定など、同時進行のスケジュール管理がしやすくなると思います。

余白が30分1コマのビジュアルとして見えてくると、「買い物にいけるかな」「勉強してみよう」って前向きに考えられるようになるんですよね。

夢や希望に近づくための、理想の1週間を描いてもらえたらうれしいですね。

もちろんマルチタスクもおまかせ!

Q:
ピンク、ブルー、グリーン、ベージュの4種類。使う人をさりげなく応援してくれるような、優しいデザインです。

A:
ありがとうございます。

かつては宝飾業界にいて、お客様お一人お一人にふさわしいジュエリーやコーディネートを県内外でご提案していたんです。プライベートでも洋服の色合わせをじっくり考えるタイプで、好みに合わせる難しさと面白さは常々感じていました。

Webデザインでは、色々調整しながら細かいところまでこだわれるのが良いですね。自分のイメージにピタッと「調整できた!」という瞬間、その感覚を大切にしました。

まずはどのシートから始める?

背中を押してくれた仲間たち

Q:
制作とほぼ時を同じくして、愛媛県が主催するデジタルスキルのセミナーや、愛媛デジ女JOBトレーニング(デジトレ)に参加されたと聞きました。

Hii:
はい。セミナーでは、デジタルマーケティングやSNS運用を学ぶ機会をいただきました。

そしてWith plannerの制作を後押ししてくれたのが、愛媛デジ女プロジェクトのデジトレ仲間です。

定例会の後、仲間とお茶に行ったんです。デジタルプランナーをカスタムして使っているという話をすると「商品化してみたら?」と。

主催者の方々からも「卒業制作として有志でPRしてみては?」というお話をいただき、この「Link With Planner」チームがスタートしました。

Q:
「Link With Planner」の活動についてご紹介ください!

Hii:
メンバー皆さんのそれぞれの経験や感性で、提案や活動をしてくれています。With Plannerの構成や動作確認、PRツールのデザイン・制作、そしてSNS展開など、少しずつ進んできました。今後は発表会も計画しています。

手帳を作る身として時間の大切さは、人一倍理解しているつもりです。そのかけがえのない時間を、With Plannerのために割いてくれる仲間に出会えたこと。優しく多才な方々に支えられ、本当に感謝しています。

夢も思い出も、自由に広がる

一人ひとりのニーズに応えたい

Q:
将来的にHiiさんはどのような活動をしていきたいですか?

Hii:
使い道やユーザーをより、専門的にしぼった手帳やノートの制作を考えています。

資格の取得や就活など、一人ひとりのニーズに応えるオーダーノートも作ってみたいですね。手帳を活用するためのワークショップなども、いつか開催できればうれしいです。

もちろん、今回出会った仲間とのつながりも大切にしていきたいですね。

Q:
Hiiさんのウィッシュリストが目に浮かぶようです。 今回は素敵なお話をありがとうございました!

Hii:
ありがとうございました!

With Planner : Produced by Hii
 Image Picture: Designed by AMY
Photo by eco_cilele
Image Picture (in photo) by Studio326
文:おおすみまりこ



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