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山梨からウェルビーイングを!

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

スクラムヒューマンパワーは、生き甲斐、やり甲斐、働き甲斐!
甲斐の国 山梨県から幸福度を高める雇用の創出を目標に、
新たな雇用の創造を目的にしています。
働く人、環境、地域の幸福度を高めていきたい!

「ウェルビーイング」を実践し、山梨から広めていきたいんです!

昨今よく耳にする「ウェルビーイング」とはどんなものでしょうか?
ウェルビーイングを直訳すると「幸福」「健康」「福利」という意味です。
1946年に定められた「世界保健機関(WHO)憲章」の文中では、
下記のように概念について言及されています。

Health is a state of complete physical,
mental and social well-being and not merely
 the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、
すべてが 満たされた状態にあることをいいます。

ウェルビーイングは単なる身体的な健康ではなく、
精神的にも社会的にも健康であること、そしてその健康状態が、
瞬間的ではなく持続することを指す、
新たな幸福の概念として世界中に広まりました。

例えば、このコロナ禍においても、幸福度が高まっている県があります。
三重県では、幸福度調査を行った結果、
コロナ前よりも幸福度が高まっていたそうです。
幸福度が高まった要因のひとつに、家族間の関わりがあげられます。
家族と過ごす時間が増えたことにより、
幸福度があがったと感じている人が増えたということです。

より良い生き方について科学的に研究する
「ポジティブ心理学」を創設したアメリカの心理学者 セリグマン博士は、
ウェルビーイング、持続的な幸福の重要性を提唱しました。
2011年の著書
『Flourish:ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ』の中で、
ウェルビーイングに基づいた幸福は、
下記の要素(PERMA)

・Positive Feeling(ポジティブな感情)
         :うれしい、楽しいなど前向きな感情
・Engagement(エンゲージメント)
         :何かに没頭すること
・Relationship(関係性)
         :友人・家族など、周囲の人々と本質的につながっていること
・Meaning(意味・意義)
         :生きる意味、何のために生きているのか
・Achievement(達成)
         :何かを成し遂げること、達成感

で構築されているとしています。

他にも幸福度を数値化したものの一つに、
毎年国連が発表する「世界幸福度ランキング」があります。
こちらは、

・1人当り国内総生産(GDP)
・健康寿命
・社会的支援
・人生の自由度
・他者への寛容さ
・国への信頼度

の6要素を加味して順位付けされています。
2021年度版では日本は153か国中56位の幸福度で、
先進国の中ではかなり低いところに位置しています。
そもそも政治や宗教観など、国民性が全く異なる国ごとに
幸福の尺度を比較することが難しいことだとも思います。

また、セリグマン博士の調査によると、
人生の満足度を質問された際に、70%の人はその瞬間の気分に
左右されてしまうというデータもあるそうです。
アンケートで幸福度を測るのはやはり難しいように思います。

ウェルビーイングはそもそも社会福祉や医療関連分野で
使用される専門用語でした。
しかし、昨今の働き方改革や
新型コロナウイルスの感染拡大による影響もあり、
ビジネスシーンでもウェルビーイングの概念が
重要な指標として考えられています。

社会における価値観の多様化や、労働人口の減少による
人材確保の必要性も背景にあるのではないでしょうか。
若年層の人口減少により労働力不足が慢性化しています。
現在のペースで少子高齢化が進めば、
40年後の日本の労働人口は4割減少すると予測されています。
より一層労働力の確保は難しくなっていくでしょう。

それに合わせて、働き方や生き方の価値観も多様化し、
様々な考え方やワークスタイルに合わせ、
自分らしく働くことができる仕事環境が求められています。

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コロナ禍に後押しされたリモートワークの導入は、
柔軟な働き方について多くの方が
考えるきっかけになったことも大きいと思います。

そして2030年までに持続可能でより良い世界を
目指すための国際目標、「SDGs」の17項目のうちの一つとして、
「すべての人に健康と福祉を」という項目が設けられています。
まさに今、ウェルビーイングの概念が必要とされているんです。

私たちスクラムヒューマンパワーと一緒に、
ウェルビーイングを推進していきませんか?!


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