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善く兵を用うる者は譬えば率然のごとし

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

理想とすべきチームワークとは、ラグビーに学びがあります。
卓越したチームは、率然のごとく助け合います。

孫子の兵法の一説に、
「善く兵を用うる者は譬えば率然のごとし」とあります。

理想のチームとは、率然のようなチームのことを言います。
率然とは、今の中国山西省にある恒山に生息する蛇のことです。
この蛇は頭を撃つと尾が反撃し、尾を撃つと頭が襲い掛かり、
腹を撃つと頭と尾が同時に攻撃してきます。
ちょっと気味が悪い蛇ですね。

では、孫子が理想とするこの率然のようなチームとは
いったいどんなものでしょうか?

私はかつてラグビーのゲームで、ギリギリの勝敗を分ける試合を
何度か経験しました。大事な局面でミスをすると、
当然ゲームの流れは大きく変わります。
ラグビー用語ではターンオーバー
保持していたボールが相手チームに渡り、
攻撃から守備に陣営を一気に変えます。
アンストラクチャーの状態が、一番トライをとる瞬間、局面です。

ラグビーの攻撃では、一人のミスに対して他のメンバーがサポートします。
ひとりに攻撃が集中すれば、別のメンバーも攻撃に参加します。
攻撃を続けることができれば、厳しい局面でも結束し、
トライをとる手段を考えることはできます。
守備でも、ひとりがタックルをミスをしても、
他のメンバーがサポートします。
ゲインラインを突破されても、14人が必死に追いかけ、
サポートして相手の攻撃を阻止するよう動きます。

ミスや失敗があっても、
別の手段を瞬時に判断し、チームとしての動きを決断する。
このようなチームが「率然としたチーム」のイメージです。

結束力が驚異的に高いチームということになります。
ラグビーこそが、「率然のごとし」と戦うスポーツです!

例えば、何かに挑戦して失敗したとします。
そうしたら、別の何かに挑戦しましょう!
つまり率然のように、尾をやられたら頭による反撃に出るわけです。
しかしその挑戦も失敗しました。今度は頭をやられてしまいました。
ならばさらに別の挑戦を試してみましょう。これが尾による攻撃です。
しかしそれもうまくいきませんでした。腹を狙われたわけです。
そうしたら頭、尾を総動員して別の挑戦を挑みましょう。
率然のような人生とは、失敗しても諦めない、そんなタフな生き方です。

転んでも、倒れても、「さあ次のチャレンジをしよう」とする。
ジャンボ鶴田さんの名言「人生はチャレンジだ」にもあるように、
何度も何度も起き上がる図太い生き方をしましょう。

ラグビーはノーサイドの笛が鳴るまで、なんど倒されても起き上がり、
果敢に挑戦する姿に多くの感動が生まれます。

このラグビー精神が、今の若者に必要です。
率然の如く生きてみましょう!

挑戦したい若者の皆さん!
スクラムヒューマンパワーはあなたの挑戦を待っています!


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