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プロ意識を持つ

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

プロ意識とは、具体的に何を意味する言葉なのでしょうか?
プロという言葉は、野球やゴルフなどのスポーツ選手に使われていて、
主たる収入を得るために特定の分野に従事している人、
その道に特化した人を指すものです。

プロチームと契約しているスポーツ選手や、お医者さんや弁護士など、
特定の業種では国家試験に合格した方などは明確な基準があります。
しかし多くの社会人には、
概念としてのプロとアマチュアの仕事の差というものは存在しますが、
「これがあればプロ」と呼ばれるものは、
存在していないのではないでしょうか?

例えばプロ野球選手では、成果を出せれば
次の試合にスタメン入りできますが、ひとたび活躍のチャンスを
逃してしまえば、次の起用すら危ぶまれてしまうこともある
厳しい世界です。
そんな状況下だからこそ、プロと呼ばれる人たちは高い意識をもち、
自身の実力を発揮することにこだわりを持ちます。
ただ、近年では専門分野のプロフェッショナルだけでなく、
働く人すべてに「プロであること」が
求められる機会が多くなっているように感じます。

「プロ意識を持っている」というのは、
仕事に対して高い意識をもって仕事に取り組んでいるということです。
もっと成長したいという意欲的な気持ちや、自己実現、成果、
結果に対する執着心や責任といったものが高い状態にあることです。

プロであるためには、受け身になるのではなく、
自身で考え、行動を起こす積極性や主体性が求められます。
仕事にやりがいを感じられるか、求められる人材になるための
努力を続けられるか、責任感を持てるか、向上心を持てるか、
成長を感じ、他者の喜びにフォーカスできるかなど、
ご自身に問いかけてみてください。

プロ意識が高い方の敵は、今の自分です。
それに対して、プロ意識の低い方の敵は、過去の自分なんです。
プロを目指している人なら、敵は未来の自分でしょうか。
プロ意識の高い方は、他責ではなく自責の人です。
責任から自己管理能力が高いです。
アスリートでいうとイチローさんや大谷選手など、
大リーグでも素晴らしい成績を収めています。
そして、愚直に、素直に、とても謙虚です。

好きで始めたスポーツも、仕事にするとなると大変な苦労を伴います。
私は高校生日本一を目指す日川高校ラグビー部に所属していました。
特に特出したタレントも少ない田舎のアスリートが、
強烈なトレーニング、毎日2時間走り、コンタクトし、
1時間スクラムというメニューをこなします。
さらに仕上げの40分、走りながらゲーム形式でトレーニングです。
最後は800m全力疾走です。集団練習が終わった後には、
個人練習で、帰宅するのは夜の9時半をすぎていました。

365日中、355日は練習です。年間の休みは10日ほどしかありません。
355日x3年間なので、1065日トレーニングを続けました。
高校ラグビーなので、プロではありませんが、
伝統という責任が課せられました。

3年生、私がキャプテンを務めた年の最高の目標は
「花園で優勝、日本一になる」でした。
最低の目標は「全国ベスト8」、Aシードに選ばれていたからです。
Aシードとは、全国高校8チームの強豪とされる高校のことです。
東日本、西日本それぞれから4チームずつ選出されます。
組み合わせが決まった翌日のミーティングでは、
監督からも「選考委員がお前たちをAシードに選んでくれた。
最低でもベスト8の責任を果たすように」と厳しい顔で告げられました。
これがさらにハードなトレーニングに向き合う覚悟となりました。

プロ意識とは、仕事の基準を高くし、
徹底した自己管理と向上心を持ち、前向きに愚直に、
未来のゴールに向かって全力を出していくことです。

続けていくことで周囲からの信頼や評価もついてくるでしょう。
企業で働く会社員にもいえることです。
仕事の質も高まり、日々やり甲斐をもって働けるようになるはずです。

「毎日漫然と仕事をしている」「自分の仕事を誇りに思えない」
そんな方は、プロの自覚を高める方法を知り、
仕事への取り組み方を見直してみることも必要です。

仕事に対して受身の姿勢で取り組む人は、目的意識が薄くなりがちで、
職場の信頼を得られません。
明確な目標を設定し、そこに向かって自律的に
取り組むのがプロとしてのあり方です。
自ら課題を見つけ、解決に向けての策を考えています。

具体的に、どうやってプロ意識を高めていけばいいでしょうか。
人からの指示を待って言われた仕事だけをやっているのでは、
プロ意識が芽生えることはないでしょう。
主体的な行動は失敗のリスクや責任を伴いますが、
結果的にはその経験が自分の成長につながっていくはずです。
リスクを引き受ける姿勢も、プロ意識といえるかもしれません。
仕事には失敗のリスクもありますが、
自らの提案や行動で得られた成果は何にも増して嬉しいものです。
また、余裕が出てきたら目の前の業務だけではなく、
会社全体のビジョンや目標を意識して仕事をしてはどうでしょうか?

「自分が経営者だったら、業務をどう改善してこうか」
といった視野で仕事に取り組むと、新たな発見があるかもしれません。
大きな成功を納めたとき、その成果に満足して現状にとどまるのでは
プロとは言えません。

成功すれば嬉しい気持ちになるのは当たり前ですが、
プロはすぐに切り替えて再び次の目標を設定します。
プロ意識の高い人は「成長の余地はまだある」と考え、
向上し続ける姿勢を持っています。
一度成功しても常に「次」の段階を考え
自分を伸ばしていくことが重要です。

自己評価が甘い人、成功した後喜びに浸る時間が長い人は、
自分の次のステージがどこにあるのかを考えてみてください。

私たちスクラムヒューマンパワーは、
挑戦しつづけるベンチャー企業であり、
人材のプロフェッショナル、プロ集団です!



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