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VUCAの時代に

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

先日、山梨県立図書館 会議室にて、
スクラムヒューマンパワー 新年度事業方針発表会を実施いたしました。
事業展開の共通理解を目的に、スタッフが集まる中
スピード感を持ってプレゼンを実施しました。
50分ほどの予定を10分オーバーしてしまいましたが、
なるべくシンプルに言語化し、見える化、仕組み化を意識しています。
続いて弊社スタッフの森行が目的・目標設定をテーマに、
研修を実施しました。
その冒頭では、VUCA(ブーカ)について触れ、
現代社会の背景から話が始まりました。

VUCAの時代、VUCAとは、一言でいうと
「先行きが不透明で。将来の予測が困難な状態」を意味します。
元々は1990年代後半に軍事用語として発生した言葉ですが、
2010年代に入ると、昨今の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、ビジネス界においても急速に使われるようになりました。
・V(Volatility:変動性)
・U(Uncertainty:不確実性)
・C(Complexity:複雑性)
・A(Ambiguity:曖昧性)
の4つの単語の頭文字をとった造語です。

令和の時代に入り、コロナパンデミック、オリンピック、
トンガの大噴火、東北の地震、そして戦争による物価の上昇、
石油価格の高騰など、変化が加速的に起きています。
「変化が激しい」「先が見えない」
現代ではテクノロジーの進化するスピートが猛烈に上がり、
平安時代の一生分に相当する情報量が1日で消費されます。
ぶっ飛んでいます。

VUCAというのは、今ある状態から理想的な状態に近づいて行くまでの、
途中段階のことを指します。不確実性や、曖昧性があるような状態です。
まさに今コロナに直面している現在の状況だと思います。
私たちには、このコロナの経験を踏まえて、
不確実性が高い時代でも仕事を進めながら次のVUCAに備えていく、
そんな観点が必要です。新しい働き方を準備しなければなりません。

ある経営者は、今までのやり方でうまくいっていたのだから
これからも大丈夫だろうと言います。
コロナパンデミックの後に、また日本へ旅行にくる
外国人を受け入れる準備をしていたりします。
グローバリズムの終焉、グローバル化の終わりが
はっきり見えてきたなと感じざるを得ません。
統計的にはグローバル化の流れは、
2008年のリーマン・ショック以後、止まりつつあったんです。
世界の貿易の伸びは2007年をピークに停滞しているし、
直接投資に至ってはピーク時の4割に落ち込んでいます。
ただ世界的にそうなってきた中で、
貿易と投資を増やしている国もいくつかあります。
日本もその1つですね。

ヒト・モノ・カネの中で唯一ヒトの移動だけは、
金融危機以降も相当な勢いで伸びていました。
主因は観光客の増加です。人の移動が増えていたので、
グローバル化が終わったという感じはしませんでした。
しかし今回、そのヒトの移動が完璧に止まってしまいました。
国境封鎖を解けない状況が長期にわたって続き、
当分は回復しないでしょう。
今後はどの国も、それを前提に経済政策、社会政策を考えざるを得ません。貿易や投資、人の移動が年々伸び続けていくという意味での
グローバル化の時代は、終わりの時を迎えています。

仕事の本質は大きく変わっていないません。
しかし、形式は大きく変化しています。

VUCA時代には、これまでの仕事の形式を刷新しつつも、
地に足の着いた仕事のやり方が求められる時代になりました。
経営者である私は、これから「イノベーション」を
起こしていかなければならないんです。
小さなことでもいいので始めることです。
その工夫の積み重ねから、新しい価値が生まれることになります。

あらゆるリスクを想定して多様化できる働き方は、
「限られた時間の中で成果を生み出すこと」にあります。
スクラムヒューマンパワーは、VUCAの時代に創意工夫をし、
スピード感を持って「仕事の基本」を追求していきます。


サポートいただけたら幸いです。 よりよい学びや情報をお届けするために使わせていただきます。