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スクラムヒューマンパワーのCSR(社会的責任)とは?

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

私は23年間、仕事とラグビーの両立を掲げて
社会人ラグビーチームをマネジメントしてきました。
チーム名は「クリーンファイターズ」母体企業は
業務用クリーニング機器の総合メーカーです。
名前に「クリーン」を背負っていることもあり、
工場のある山梨県で社内・社外の清掃・美化活動を
定期的に開催していました。
チームの登録を単一の企業から複数の企業が支援できる
クラブチームとしてからは、地域貢献が要件に盛り込まれていたので、
より一層力を入れました。

当時のチームというか、私自身は、
要件である以上活動を遂行しなければチームの存続に関わると、
受動的な部分もあったかと思います。
CSRという概念もその頃はありません。
山梨に根を張るチームである以上、
何か貢献しなければと気負っていたと思います。

企業が芝の専用ラグビーグラウンドを所有していたことから、
子供たちにラグビーの指導やグラウンドの貸出をしたり、
施設に慰問活動をしたりしました。

当時チームとしての社会貢献活動は珍しかったのでしょう。
フジテレビのニュースで取り上げていただいたり、
新聞やラジオ、雑誌にも掲載されました。
そうやっていくうちに、総務部としてCSR(社会的責任)を理解し、
活動を進めていくようになります。
社内でも河川清掃を月一回行うようにしました。

CSRとは、CSRとは(Corporate Social Responsibility)の略語で、
企業が果たすべき社会的責任のことを指します。
企業は利益の追求を行うだけではなく、
広くステークホルダー(利害関係者など)に対して
責任を負うべきであるという考え方です。

企業の社会的責任の範疇は広く、
消費者・自社の従業員・環境・取引先への対応・
自社に投資してくれる投資家など様々です。

企業が仕事をして対価を得、存続していく過程には
必ず社会とのつながりがあります。
企業は納税や従業員に対しての雇用を行うだけではなく、
社会の中で企業の行動がどのような影響を及ぼすのかを考えて
意思決定をし、事業存続を意識していかなければなりません。

2000年代以降、CSRの考え方はより広く議論されるようになり、
高い関心を持つ企業が増え続けています。
近年ではCSRレポートを年単位で公開する企業もあります。
CSR活動が日本企業で必要となった背景として、
企業が行った不正行為などが頻発し、報道されることで
企業に対して社会の見る目が大きく変化したことにあります。
食品の産地偽装問題や消費期限の偽装などで、
企業の動向に消費者が敏感になったこともあるでしょう。
昨今では環境問題などもあり、社会の関心と企業に対する
監視の目線も強まっていることから、
ますます企業の活動に対する社会の監視の目は厳しくなる傾向にあります。

CSRとサステナビリティの違いとして、
CSRは企業の社会的責任についての考え方であり、
サステナビリティは持続可能な目標を指しています。
CSRは主に企業が経済活動をした結果に対しての責任なのに対して、
サステナビリティは経済・環境・社会に対する広い視野から
持続可能な目標を掲げています。

CSRは経済活動の結果起こる危険性である
法律違反・環境破壊などに対して責任を持つべきという考え方ですが、
サステナビリティは企業が存続していく上で、
長期的な視野にたって持続的に課題を解決しようという
長い視点を持った考え方です。
近年CSRとサスティナビリティ、共に関心が高まってきている概念なので、違いをしっかりと認識することが大切です。

「CSR活動を行うメリットは何だろう?」と考えたことはないでしょうか?CSR活動を行うことによって社員が法的な知識や考え方などを理解し、
社会に対しての、企業が果たすべき責任などを
理解することができるというメリットがあります。
例えば、
・社員のコンプライアンス意識の向上
・企業イメージが良くなる
・従業員満足度が上がる
などが挙げられるでしょうか。

企業に大切なことは、社会の中で自社が
どのような社会的な責任を持っているかということを
認識しているかどうかです。
CSRの意義と、自社はどのような点において
CSRを意識することができるのか、短期的なコストと、
中長期的なベネフィットや、意義をいちど考慮した上で、
企業のCSR活動を推進し、
企業としての信頼を得る方法を考えていきましょう。


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