ひぐらし

高橋一喜さんの日本一周3016湯を読んでインスパイアされ、残りの人生とお金と情熱を温泉…

ひぐらし

高橋一喜さんの日本一周3016湯を読んでインスパイアされ、残りの人生とお金と情熱を温泉巡りに賭けようと決めたおっさんです。しかし、諸先輩がたのような立派な温泉分析はできません。温泉旅行の一瞬をお届けします。そして、やっぱり蕎麦派です。兵庫県在住。

マガジン

  • 素人温泉探泉隊シニア部代表の温泉記

    温泉の心地よさに目覚め、全国のいい湯を目指して東へ西へ。 温泉に浸かって蕎麦を食う。酒を呑む。

最近の記事

とにかく、温泉でおっさんは洗うのが好き。

今日はどうでも良いことを書くのだ。いつも、どうでも良いことなのだが、今日は特にどうでも良いことなのだ。 探泉隊活動を初めて数年。気づいたことがある。 それが、今回のタイトルである。 そう、そうなのだ、おっさんは、温泉で浸かるより洗う率が激しく高いのだ。 洗い場の無いような本格的湯治場なら話は違うのであろうが、我々が訪れるようななんちゃって温泉地や共同湯では、間違いなくおっさんが浸かる時間:洗う時間=2:8でなのである。ニッパチの法則なのである。間違いないのである。 とある

    • クソ熱すぎやろ旦過の湯

      さて、我々素人温泉探泉隊体調ひぐらしは、今回は単独行、信州下諏訪へ繰り出すことになった。 ここ諏訪湖の周りは、いい湯がたくさん沸いているので楽しみすぎる。事前情報で、上諏訪方面の共同湯は(コロナのため)全面閉鎖ということで、目指すは下諏訪の共同湯だ。 下諏訪の共同湯には、旦過の湯、新湯、矢木など数カ所あるのだが、まずは下諏訪と言えばやはりここ、旦過の湯へ。 実は新湯と迷ったのだが、どなたかのブログに、観光客と見ると「熱いですけど大丈夫ですか?」と言われたと書いてあったのを思

      • 小川温泉 ぬる湯で昇天したのは私です。

        我々、素人温泉探泉隊の今回のミッションは10年前に訪れた小川温泉(富山県)に「雪の季節に行くこと」である。 あれは10年前、そう2012年、我々がまだ温泉隊を結成していない時に、なぜかこの素晴らしい小川温泉を訪れている。そして2泊お世話になっている。 8月5日というクソ暑い時だった。 この日我々は、宇奈月のトロッコ列車に乗り、秘湯黒薙温泉にも赴いているのだが、凄まじいアブの猛攻撃でそうそうに退散した苦い思い出しかない。 アブに噛まれたところは、相当痛かった。 その夜にイ

        • 全くのイリュージョン温泉、それがつるの湯だった。

          もしホームページに、つるの湯、嵐の湯、全て源泉掛け流しです、と表記してあったらどう解釈します? 普通は、普通は、普通は、つるの湯と嵐の湯という2つの浴場(もしくは浴槽)があり、そのどちらも源泉掛け流しということだな、フムフムと思うじゃないですかあああああ。 このどう考えても至極まっとうなロジックが、大きく裏切られることになる異次元温泉、それが岡山県赤磐市のツルの湯温泉なのだ。そうなのだ。 初詣を和気神社に参拝し、体も冷えたのでヨシヨシあらかじめ調べていた温泉であったまろうね

        とにかく、温泉でおっさんは洗うのが好き。

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        • 素人温泉探泉隊シニア部代表の温泉記
          20本

        記事

          気持ちがモロに伝わる宝喜温泉@鳥取県東部

          我ら素人温泉探泉隊は、結成まもないながら、温泉は、源泉か掛け流し、消毒なし、できれば硫黄臭という温泉3原則を信望しており、そういう意味で、逆に駆け出しの温泉フリークだと言うことがバレる。まあ、それはそれでいいのだ。 温泉にはまった当初は、かけ流しやら循環やらの仕組みを気にすることなく、どこの温泉に行っても、「ああ、ここはいいね」「露天風呂からの景色最高だね」などと無邪気に楽しめた。 それが、どうしたことか、温泉通の人たちの本やSNS投稿を拝読するうちに、さきに書いた3原則に

          気持ちがモロに伝わる宝喜温泉@鳥取県東部

          フォリピン女将が謙虚すぎる川上温泉

          北海道を遠征中の我ら素人温泉探泉隊はルスツ温泉に向かっていた。この日は、ルスツ、まっかりと制覇して、最後はニセコの黄金温泉に浸かりに行く予定であったのだ。 京極の噴き出し公園でうまい水をゲットし、意気揚々とルスツ温泉のある方向へ馬(車)進める。 風の強い日で、寒いし早くあったかい温泉に浸かりたいねなどとワクワクしながら到着。国道230号から脇道を50mくらい入ったところに、それらしい建物が見える。ところが、「♫君の心に続く長い一本道は、いつも僕を勇気付けた♫」はずなのに、そ

          フォリピン女将が謙虚すぎる川上温泉

          カモシカの声で目覚める奥蓼科渋御殿

          さて、小谷温泉山田旅館をでた我々は、次なる目的地の奥蓼科温泉郷渋御殿へと馬(ハスラーGターボ)を進めた。 松本街道を南下し、和田峠を駆け上り、美ヶ原をやり過ごし、長門牧場でうまい牛乳とピザを食べ、白樺湖を周回し、八島湿原で汗をながし(暑かった)、縄文の湯を「ここも良かったね」などと言いながら横目でやりすごし、蓼科の湯みち街道をてっぺんまで登りつめると、いよいよ本日の目的宿、渋御殿到着だ。 八ヶ岳天狗岳の登山口標高1800mの地点にあるので、てっきりこじんまりとした山小屋風

          カモシカの声で目覚める奥蓼科渋御殿

          湯治宿デビューは完璧すぎて君が怖い小谷温泉 大元湯 山田旅館

          そもそも我々素人温泉探泉隊はまだ誕生2年ほどのひよっこ組織である。 我々そろそろ死期も近い。残りの人生どういきるべきか?と思案している時に出会った高橋一喜さんの著書、日本一周3016湯にインスパイヤーされる。もとより、道の駅スタンプラリーや100名城スタンプなど、なにかを制覇していくのが好きなのであるが、この人が1年でやったのであれば、我々は残りの人生10年でできるのではないか?という軽い思いつきであった。 なになに、彼の著書を読むと、ほぼペーパードライバーであた著者が車を買

          湯治宿デビューは完璧すぎて君が怖い小谷温泉 大元湯 山田旅館

          蛇ムカデにご注意の湯元館@久美浜温泉

          カニ宿を変えた。もう10年近く通い続けたお宿は夕陽が浦木津温泉の某宿であったが、この度思いきって久美浜に変えた。 その理由はもちろん温泉の良し悪しである。 我々素人探泉隊は、とにかく掛け流し、塩素なしにこだわりたい一味なのである。そうなのである。 木津温泉の常宿は、カニを食わせるにはすこぶる良いのであるが、どうも温泉がいけない。これが長年の我々の思案どころであった。 まさか、ない。と思ってた京都府北部に、なんとなんと我々が望む掛け流し、消毒なし、どうだどうだの温泉宿が一軒だ

          蛇ムカデにご注意の湯元館@久美浜温泉

          出石温泉元湯館に日本の温泉未来を見た

          兵庫県には城崎温泉や有馬温泉というブランド温泉は存在するが、我々素人探泉隊シニア部を納得させるような源泉掛け流し、低価格、鄙びた味わいという温泉がほとんどない。 いや、あるのか知れないが、我々はまだ発見できていない。 新温泉町の浜坂温泉郷の七釜温泉が良いのは以前書いたが、いかんせん遠い。できれば2時間くらいでお気軽に行けるところにないもんかいな・・・と思っていたら、かなり納得の湯があった。それが、出石湯元館である。 新鼓楼で有名な出石城下から少し離れたところにある湯元館は内

          出石温泉元湯館に日本の温泉未来を見た

          立派なエゾジカが湯治に来ていた芽登温泉

          今日はどこにお泊りですか? 阿寒湖のアイヌコタンのショップのオーナーの質問だ。 芽登温泉です。というと、 おおおおお、おおおおお!秘湯ですよ、よく見つけましたね!と、なんだか急速にフレンドリーになってくる。 日本秘湯を守る会の・・・と言いかけると、ああ、ああ、入ってますよね。入ってます!と嬉しそうにのたまう。 いやあ、あそこは良い湯ですよ、そうなんです、そうなんです。 行かれるなら、最後舗装していない道を何キロか走りますよ・・・と。そんでもって、あそこは、シマフクロウにも逢え

          立派なエゾジカが湯治に来ていた芽登温泉

          生きて帰ったぞ!オンネトー野中温泉

          釧路で海鮮や蕎麦をいただき今日の宿の芽登温泉へと向かうのだが、その前にどうしても寄っておきたかったオンネトーの野中温泉へと車を進める。 オンネトーとはマリモで有名な阿寒湖から南西へ20分くらい走ったところにある雌阿寒岳の麓ににある湖のことだ。この湖畔にあるのが野中温泉だ。 実は野中温泉の隣に景福という温泉施設があり、10年くらい前に訪れたことがある。我々一行は羅臼岳に登るために知床に向かっている最中に台風が直撃し、からくも逃げ込んだ宿が景福だったのだ。当時は、温泉に関する知

          生きて帰ったぞ!オンネトー野中温泉

          味幸園は焼肉屋じゃなく素晴らしい温泉なのだ。そうなのだ。

          さて、我々は釧路にいる。 ここにきた目的はタンチョウヅルに出会うためである。 原田マオさんの小説で釧路鶴居村を知ったからだ。 タンチョウは一週間ぶりの飛来らしく、この日4羽遭遇できてめでたしめでたし。しかし雪原のタンチョウを拝するには1月か2月に来ないといけない・・・。ハードルたかし。しかし絶対に来るべしと気合いを入れ直す。 さて、どうせなら、釧路近辺で面白い湯を・・・と検索をした結果、同伴の隊員が見つけてくれた素晴らしい温泉があった。 釧路市街から北へ約40km。味幸園だ

          味幸園は焼肉屋じゃなく素晴らしい温泉なのだ。そうなのだ。

          絶対残って欲しい温泉@帯広

          くるみの湯を出た我々素人探泉隊シニア部は、次なる目的地モール泉の聖地十勝川温泉へと車を走らせるのであった。札幌から約200km。単調な高速道路を走りいざ帯広へ。 もちろん、まずはぶた丼である。実は、帯広といえば、ぶた丼に加えインデイアンのカレーが超有名で、かなり迷うもやはり王道のぶた丼に決まる。 観光客がぶた丼と言えば、ぱんちょうなのだろうけど、地元民にリサーチした結果、とん田(とんた)へ行きなさいと言う指令が。中心地から外れた住宅街にあるお店には11時ジャストについたもの

          絶対残って欲しい温泉@帯広

          温泉愛すごすぎの、くるみの湯のおっちゃん。

          我々、素人温泉探泉隊シニア部は、ついに北海道の地に降り立った。そうなのである。北海道である。 本当はこの後すぐに、私が大好きな豊平峡温泉に行く予定だったのだが、同伴の部員が見つけてくれた「くるみの湯」が面白そうなので、急遽変更することに。 しかし、このくるみちゃんが今回の6泊7日の温泉旅行のまさか最高グランプリを受賞するとは、この時はまだ誰も予想できなかったのである。 とりあえず、くるみの湯を通り過ごし空港から近いトリトンへ。我々の探泉はだいたいいつも美味いもんからスタ

          温泉愛すごすぎの、くるみの湯のおっちゃん。

          奈良 洞川(どろがわ)温泉のすごいお兄ちゃん

          ワシら探泉隊シニア部代表は、代表だけに代表らしい行動をと言うことで、日帰りでもあくなき探泉を遂行するのだ。 本日は、奈良県。 奈良県といえば、入之波温泉山鳩の湯が大好きな湯だが、今日はとりあえず訳あって道の駅橿原へ。 以前ここで投函したアンケートに当選したのだ。懸賞の草餅をいただく。(交通費の方がはるかに高い。道の駅さん、もうちょっと賞品検討してくれろー) さて、この後、十津川温泉郷に行くか、かつらぎ温泉八風の湯に行くか。 十津川はいろいろ事情がわかっているが、八風は掛け

          奈良 洞川(どろがわ)温泉のすごいお兄ちゃん