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蛇ムカデにご注意の湯元館@久美浜温泉

カニ宿を変えた。もう10年近く通い続けたお宿は夕陽が浦木津温泉の某宿であったが、この度思いきって久美浜に変えた。
その理由はもちろん温泉の良し悪しである。
我々素人探泉隊は、とにかく掛け流し、塩素なしにこだわりたい一味なのである。そうなのである。

木津温泉の常宿は、カニを食わせるにはすこぶる良いのであるが、どうも温泉がいけない。これが長年の我々の思案どころであった。
まさか、ない。と思ってた京都府北部に、なんとなんと我々が望む掛け流し、消毒なし、どうだどうだの温泉宿が一軒だけあったのだ。(実はのちにもう一軒発見)
この度見つけた久美浜温泉湯元館は、まさにまさに、まさに、その名前にふさわしい堂々たる湯元であった。
早速予約して、大カニフルコースプランを予約する。

さて、車を走らせ到着してみると、あれ?という感想。ここの前は何度も通っているが、我々の印象は、ここから奥にぐわーんとアプローチが伸びていて、そこに立派な温泉旅館がデンとあると思いきや、あら、ここなのね、この平屋の建物がそうなのねという質素な佇まいである。おそるおそる門をくぐるや、実はここが後ほど、我々の常宿宣言をしてしまうほど超快適な温泉宿であったのである。

極上温泉の入り口

部屋数は10室ほどなのであるが、浴場の広いこと広いこと。源泉掛け流しでこの広い湯船を維持できるとは、どれくらい湧き出してるのだろうというくらい広い。
とくに露天が広い。
露天は100名は入れるのではないだろうか?
内湯もそこそこ広く、ここはすこぶる熱い。めっぽう熱い。
気にせず入ったが、さすが熱湯好きの私でもヤバイと感じる熱湯である。

熱いよ熱いよ。

ここの源泉は、敷地の隣から組み上げられているが、ポンプで10mくらいまで汲みあげ、瀧のように露天に注いでいる。おそらく、高温の源泉がここで適温に調整されているのかと素人考え発動。
しかし、内湯にはそのまま熱湯がドクドク注がれ、これが熱湯の所以である。
先客さんが、水道の蛇口を全開でこれでもかとドバーと加水していたのを、横目に眺めながらトホホ化していたのだけど、のちに聞いた女性風呂でも同じことが行われていたらしい。
とにかく、それくらい内湯は熱い。

壮大な源泉が滝として落ちてくる露天。

露天は程よい温度なのだが、敷地が広い上、自然の中に作られた湯船ゆえ、枯葉の舞い散り度合いが半端じゃない。露天の湯船の1割くらいを枯葉が覆っている。もちろん、露天全体に落ち葉が激しく、ご丁寧に、枯葉に潜む、蛇、ムカデに注意!なる張り紙が。

なえる張り紙

湯船の落ち葉は暇に任せて除去したものの、浴場全体の落ち葉はどうすることもできず、蛇ムカデに怯えて入る久美浜の湯であった。

惜しむらくは入浴が22時まで。せっかく掛け流しなんだらか24時間okにして欲しいというのが我ら探泉隊ののぞみであった。

久美浜温泉湯元館
この情報は2022.11月の情報です。

温泉分析書











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