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クソ熱すぎやろ旦過の湯

さて、我々素人温泉探泉隊体調ひぐらしは、今回は単独行、信州下諏訪へ繰り出すことになった。
ここ諏訪湖の周りは、いい湯がたくさん沸いているので楽しみすぎる。事前情報で、上諏訪方面の共同湯は(コロナのため)全面閉鎖ということで、目指すは下諏訪の共同湯だ。
下諏訪の共同湯には、旦過の湯、新湯、矢木など数カ所あるのだが、まずは下諏訪と言えばやはりここ、旦過の湯へ。

矢木温泉
旦過の湯
新湯

実は新湯と迷ったのだが、どなたかのブログに、観光客と見ると「熱いですけど大丈夫ですか?」と言われたと書いてあったのを思い出して、旦過の湯にしたのが間違いの始まりだった。(結局源泉は旦過の湯だったのだ)

下諏訪駅から15分ほど歩いて到着。中山道沿いにそれはあった。時間は朝7時前だ。まあ、いくら共同湯だと言っても、この時間ならそんなに混んでいないだろうと暖簾をくぐると、下駄箱には下足がぎっしり・・・。
240円のチケットを自販機で購入し、いざ脱衣場へ。

浴場の扉を開くと、もう前が見えないほどの湯けむりだ。私は普段はメガネをかけているのだが、入浴時はかけていないので余計に見えないのもあるが、目を凝らして見ると、浴槽には1人、洗い場に5人くらいおられ、数名は見事な和彫のもんもんを背負っておられる。完全なアウエイな空間だ。

内湯には浴槽が2つ。湯口に木札があり何やら書かれているが私には見えない。とりあえず誰も入っていない右側の浴槽へ。あ、熱い・・・。熱いが入れないほどではない。数秒浸かって湯口の木札を見に行くと、「やや熱湯 44.7℃」と書いてある。私にとってもはギリギリの温度だ。熱すぎて温泉素人の私は温泉を味わえない。
ちなみに隣の浴槽の木札を見ると「熱湯47℃」と書いてある!さっきからずっと浸かってるおじさんが居てるが大丈夫か。

私がかつて一番熱いと感じたのが、北海道利尻の熊の湯や十勝岳の吹上の湯だ。熊の湯には、入浴の掟が掲げられており、10人以上の同意がなければ加水してはいけないからね、解っているねダメだからね・・とか書かれていたりする。私は数年おいて2度ほど訪れたがどちらも10秒も入れなかった記憶がある。

熊の湯
熊の湯の入浴十ヶ条
吹上の湯

さて、熱湯は数十秒勝負なので、湯船から上がるとどこかで時間を稼がないといけないが、あいにく洗い場は先の地元さんがワシワシと洗いながら楽しそうにお話しされている。私は浴場の隅っこで小さくなっていたら、どなたかがガラガラとあけたその先に露天風呂があったのだ。

もし、その人がいなければ私は全く気がつかなかった半露天風呂だ。覗いてみると入れる余地がある。ためらわず追いかけていき浸かると、ぬ、ぬるい・・・!おそらく42℃くらいじゃないかなと思うが、内湯が熱いのでかなりぬる湯に感じる。やっと落ち着いて入れる感じだ。ここでやっとゆるりと温泉を味わう。ナトリウムーカルシウム・硫酸塩ー塩化物泉が惜しげも無く掛け流されている。ああ、良いかな、よいかな。
ここの湯は新湯や矢木湯にも供給されているということなので、下諏訪と言えば、やはりこの温泉なのだろう。

さて、意を決して熱湯に挑戦。おそらく47℃は初体験だ。どなたかのブログには48℃とも書いてあった。
実は、数回前のこのノートに私は熱湯が好きだと書いた記憶がある(その後、ぬる湯絶賛投稿←いったい、どーやねん!)くらい熱湯にぞっこんの時期があった。そうなのだ。私は熱湯でも耐えられるのだ、そうなのだとワシワシと入ってみる。
ワシワシワシと3歩入って、そのまま動画逆回転再生のごとくシワシワシワと浴場から出戻ったのは言うまでもない。
熱すぎるやろ、旦過の湯。

旦過の湯
住  所…長野県諏訪郡下諏訪町湯田町3442 →


電  話…0266-26-7520 
営業時間…5:30~22:00
定休日…無休
料  金…大人420円 
源泉名…混合泉(旦過第1号源湯60L、旦過第2号源湯380L)
泉  質…ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
     (低張性 アルカリ性 高温泉)
泉  温…56.0度
p H 値…8.7
湧出量…旦過第1号源湯60リットル、旦過第2号源湯380リットル
成分総計…1,157.9mg/kg
効 能…神経痛・筋肉痛・関節痛・切り傷・火傷など
施  設…内風呂
備  品…無
宿  泊…不可

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