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34歳アートディレクターが考える女性にとって「心地いい人生」とは

こんにちは、新たな価値創造で「プロダクト開発から届けるまで」を
プロデュースする会社higotoのアートディレクター&フォトグラファーの鈴木ヘレンです。
私たちは女性視点での発想で企業のブランディング・PBの売り出し方のアドバイスや企画を行っている傍ら、私たちと同じ子育て中の女性や働く女性たちが安心して集まれる居場所作りを築いたり、女性たち自身が一歩を踏み出すことを応援しています。安心して集まれる居場所作りは、2ヶ月に1度女性を集め、毎回テーマを設けたプチワークとお茶菓子を召し上げっていただきながらお互いのコミュニケーションを図るイベントを行っています。
(イベントの詳細はURLから)

実際に開催したイベントで、香川県内に住む女性たちとお会いする度に「女性たちの幸せとはなんだろう」「女性たちが目標達成できる後押しとはなんだろう」と考えることが多くなりました。これは、妊娠や出産などライフスタイルの変化が起きるどんな女性も抱く戸惑いや足踏みを柔和に解決に導き、「自分の人生を心地よくし、幸せを持続的に感じることができる」ことにつながるのでではないのだろうか、と考え始めました。
そんな時に出会ったのが身体的・精神的に健康で、幸せを感じながら生活できる状態を意味する「ウェルビーイング」。ウェルビーイングは、ニュートラルな状態よりもプラスに向かっている状態、つまり「よりいい状態」にあることを意味します。また心身の状態に加えて、労働環境や社会的にもよい状態であることが重視されています。ウェルビーイングはまだ年末頃までは「へぇー」というくらいの認識でしたが、次に書く年始の毎年恒例行事を行ったことでより意識し始めるようになりました。

マインドフルネスから気づいたこと

年始にされる行礼行事。それは今年の目標を年始に書き出すこと。いわば年始一発目のマインドフルネス。今年も1日かけて今年の目標を書き出しました。流れは

  1. 仕事、プライベートにカテゴリーを大きくわけ

  2. 昨年の自分が感じたこと

  3. 現状を把握する

を行い、かつ今年は「整」をテーマとした今年の目標や叶えたいことに言葉として落とし込みます。この落とし込みから、私の2023年の目標は「心身ともに健康的であるために仕事もプライベートも整えたい」と落とし込みました。落とし込みをした目標こそが上記で書いたウェルビーイングの根本的だなと思い、よりウェルビーイングという概念に注目しはじめました。

余談ですが…実はウェルビーイングの中でもこのようなマインドフルネスを行うことは、ビジネスにおけるウェルビーイングを向上させるためにもおすすめだそうです。それは自分自身について気づきを得て知る方法として、意識を内側に向けたり、「いま」を見つめて受け止めたりする練習ができるからです。

個性を認めて、多くの選択肢を設けること

34歳アートディレクターが考える心地いい人生とは。
そう、今回のnoteはここが答え。
自身が昼夜を問わず走り回って仕事をした独身時代。そして結婚、妊娠、出産、子育て中。そして現在、合同会社の共同代表を経験して思うことは、「個人の状況や事情」に合わせた多くの選択肢が大切だと思います。
女性には月経、妊娠、出産など、女性でないと理解しがたいことがあり、かつ個人差が大きいがために、同じ女性でも完全に他人の状況を理解するのはできないほどです。じゃあ、どんな手助けができるのか。それは「生理休暇」なんて取得しにくい名前の休暇を生み出すことではなく、誰しもから感づかれない名前の休暇制度にするだとか、病院に行く時間を業務中でも可能にするとか、病院でもらう薬を会社が何%か負担するとか。
また、産後に仕事復帰した女性に対して「子育てとの両立で大変だから仕事の負担を減らそう」としてくれる職場は正直ありがたいですが、人によっては「自分は会社から必要とされていないのでは?」と感じている女性もいます。それなら、復帰した女性に仕事の内容を聞き、それに合わせて給与変動を行うとか、フレックス制やリモートワークを積極的に導入し、仕事は全て結果重視にするとか。
思考を巡らせるだけで、社会にとっても、個人にとっても心地よく暮らすための選択肢は無限に広がります。すべての人に合わせ、最適な環境を作るのはなかなか難しい。けれど、小さくとも人の個性を認める環境を作ろう、作ることは、みんなが互いを知り、受け入れ、生かし合える場も生まれていくのだろうと思います。


「みんなが心地よい」は「わたしが心地よい」
──個性を認めて多くの選択肢から自分にあった選択ができる、それが「インクルーシブな世の中」なのかもしれません。

アートディレクター&フォトグラファー
鈴木 ヘレン

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