日本の英語教育の実態
日本の教育機関の中にいては、何も変えられないと思った。
ALTの研修は日本で英語を教える外国人向けのものだけど、その中で、「日本人の先生には逆らうな」と教えられる。
日本の公立学校での英語の授業は、日本人の英語教師とALTの二人で進行するのだが、「日本人の先生が言うこと、やることが正だ。意見をしてはダメだ」と。
・・・
それだと外国人が授業に参加している意味がないのでは?
発音のためだけに外国人先生がいるの?
日本人の先生では思い付かないようなこと、外国人ならではの価値観を生徒と共有することで、海外にはいろんな人がいるんだ、いろんな可能性があるんだ、と生徒たちに気付かせることも、ALTの大事な役割の一つではないのだろうか。
このままだと日本人は一生受験のためだけの英語から抜け出すことはできないだろう。
私は、日本人先生の言いなりになるためにALTを選んだわけではない。
日本の学生を海外に留学させたり、海外でESLの生徒を助けたり、日本の英会話の生徒と海外のESL支援スクールを繋げたり、といった活動の方が興味あるのかもしれない。
ALTをやっていたという経験はきっと役に立つから、決して無駄にはならないと思う。
と、ALTとして働き始める前に、研修を受けながら思ったこと。
April 7, 2021