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雨と猫と男と女と (エピローグ) (140文字小説)

 うちには、おかしな遺影がある。

 おじいちゃんとおばあちゃんの遺影に挟まれている。

 昔、おじいちゃんが拾った猫のものだ。

 いまの私がいるのも、その猫のおかげらしい。

 よくわからないけど、よほど二人にとって大切な猫だったのだろう。

 三人の幸せそうな写真に、私はいつも癒されてる。

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