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郷愁イルミネーション (Twitter140文字小説)

 服が厚みを増すたび、夜の闇が深まる。

 闇の深度に反比例するように、街は彩度を高めていく。

 赤や青、白や緑、色彩溢れる街は賑やかになるけど、どこか寂しさも感じる。

 田舎の夜は静かだけど、とても雅やかだ。

 ふいに郷愁を覚える。

 お父さん元気かな。

 帰ったら久しぶりに電話しよう。

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