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真実の想い (140文字小説)

 告白は気持ちの押しつけ。

 そう思っていた。

 同じ美化委員で、おっちょこちょいだけどいつも優しい彼に私は惹かれた。

 でも押しつけは嫌。

 いつしか彼は恋人ができた。

 卒業式の最後の会話で「本当はずっと好きだった」と彼は苦笑いした。

 もう遅い言葉に、私は漸く臆病だった自分を知った。

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