見出し画像

思い出を語りましょう (140文字小説)

 ねえ?覚えてる?

 三度目のデートを。

 あなたが照れくさそうに、つき合ってくれって言った日だよ。

 つき合って二年、私の誕生日にプロポーズしてくれたよ。

 覚えてないの?

 引戸がガラッと開き、女が怒鳴り込んできた。

「このストーカー!性懲りもなく彼の記憶を改竄しようとしてるわね!」

頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m