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勇気

勇気が欲しいと泣いていた頃の僕は、
すぐにでも、自分を変えたかったのです。

自分では、どうしようもなくて、
誰かに助けてもらいたかったのです。

頑張る気持ちを他の人に支えてもらったり、
自分のことを誰かに認めてもらったりしながら、
僕は、少しずつ、少しずつ強くなりました。

勇気とは、何かに立ち向かうことだけを
指すのではないのでしょう。

嘆くことなく、希望を捨てず、
淡々と毎日を生きていくことにも勇気は必要です。

一日、一日と、人生の終わりは近づいています。
そのゴールに向かって生き続ける。
自暴自棄にならずに、毎日を過ごす。

今日を生きようとしている自分は、すでに勇者なのだと
自分を褒めてあげようと思えるようになった時、
僕は、勇気を欲しがっていた自分に対して、やさしい言葉をかけてあげることが出来るようになりました。

困難や危険を恐れない心を持ち、人は、この世に誕生するのだと思います。

勇気はいつも、自分の心の中にあります。

その炎は小さくとも、生きている限り、消えることなく燃え続けているに違いありません。


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作家。著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」「自閉症の僕が跳びはねる理由2」「跳びはねる思考」「あるがままに自閉症です」「絆創膏日記」 詩集「ありがとうは僕の耳にこだまする」他多数。 東田直樹オフィシャルサイト https://naoki-higashida.jp/
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