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ゆずれない正義感

一刻も早く何とかしなければいけないと思っている社会問題なのに、なかなか解決しないことがあります。
問題解決に賛同する人が多い場合、解決にいたるまでの経過も注目されます。
そうなると問題解決のために中心になって動いている人たちは、みんなが納得するよう、解決方法だけにとどまらず、何か行動を起こすたび、その理由や根拠までも示そうとします。
結局、解決まで、かなりの時間を要することになるのではないでしょうか。

別の話になりますが、たとえば山登りの場合、頂上に登るまで、さまざまな道が存在します。
全員が最短のコースを選ぶとは限りません。
周りの景色を眺めながら、一歩一歩を大切に歩きたい人もいれば、少し遠回りをしても、小鳥のさえずりに耳を傾けながら歩きたい人もいます。
なんだ、そんなことと思われるかもしれませんが、ゴールが明確であればあるほど、途中のルートが重要になってきます。

社会問題の解決においても、できれば自分で解決したいという欲求があるのではないでしょうか。
それは無理だから、せめて自分が考えている通りに解決して欲しいと望むのです。

解決というゴールは同じでも、解決するまでの道筋は、人それぞれです。

人には生まれながらに、解決のために何かしたいという正義感がそなわっているのだと思います。
ゆずれない正義感が、解決の道のりを複雑なものにしているのかもしれません。


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どうも、ありがとうございます。千葉では、もう菜の花が咲いています。
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作家。著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」「自閉症の僕が跳びはねる理由2」「跳びはねる思考」「あるがままに自閉症です」詩集「ありがとうは僕の耳にこだまする」「自閉症の僕の七転び八起き」他多数。 東田直樹オフィシャルサイト https://naoki-higashida.jp/
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