
雨の日に思うこと
天気が悪いと、昼間でも僕は眠くなります。
何だか「今日は休み」みたいな気分になります。
いつもより外が暗くなるからでしょうか。
原始人は、雨の日、どんな気分だったのかと想像することがあります。
ほら穴で、じっとしていなくてはいけなくて、がっかりだったのか、ほら穴の中で、ゆっくりできると思ったのか、何をしようとかと悩んだのか、今とは全く異なる生活環境の中で、原始人が何を思っていたのかなんて、想像もできません。
部屋の隅で、ぼーっとしていると、だんだんと雨の音が耳に響いているのではなく、体全体に響いているような錯覚に陥ります。
耳から聞こえてくる音が、次第に小さくなるからだと思います。
聞こえなくなったら、寝ている証拠。
目が覚めた時には、突然現実に引き戻された感じになります。
その「はっとした瞬間」だけは、原始人も僕も、同じような感覚ではないかと思うのです。