見出し画像

電気のスイッチが帰宅の合図

先日みた夢の話。
階段をひたすら登っている私。
何か急いでいるようだ。
そして、ここは中学校みたいだ。制服を着た学生たちとすれ違う。

教室の扉を勢いよくあける私。
外は、いつの間にか夜になっている。
電気もつけず、暗い部屋で生徒達が勉強をしている。

私も席につき、パソコンを取り出し仕事をはじめた。
しばらくすると、勉強が終わった生徒がポツポツと帰っていく。

私は生徒たちを横目に残業をしている。
そのうち、教室にいるのは私だけになった。
校庭から、帰宅中の学生達の楽しそうな声が聞こえてくる。

私もようやく仕事が終わったので、荷物をまとめた。
最後に忘れ物がないか確認し、電気のスイッチの前に行った。
元々電気が消えてるので、逆に電気をつけて帰らなくてはいけないようだ。

私がスイッチを押すと、カチッといい音がした。
すると、教室の窓から見える景色に、イルミネーションが光り出した。

私は思わず教室の窓をあけ、街を眺めた。
遠くの方までキラキラと光っている。すごいスイッチだ。
季節は夏なのにクリスマスみたいだった。
中学生達が楽しそうに帰っていく後ろ姿と、イルミネーションの相性が妙にいいなと思った。
うっすらクリスマスソングのような音楽も流れはじめた。どこか知らない国の言葉で歌われている。

ここで目が覚めた。
人がいるときは電気を消して、誰もいないときに光をつける世界、興味があるな。



この記事が参加している募集

つくってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?