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命がけの乾杯

先日見た夢の話。
わたしは居酒屋でトイレを待っていた。
その間、近くの席の老人たちの宴を見ることにした。
乾杯の音頭をとっている、かなりご高齢のおじいさんが、
全力で「かんぱーい!」と叫んでいる。周りの老人たちが、やめろ、そんなに叫んだら死んでしまうぞ!と最初は半分笑いながら言っていたが、
あまりにも繰り返すので、本気で、死ぬからやめろ!と、口々に言い始めた。
それでもおじいさんは繰り返し、大声でかんぱーい!!と叫ぶ。

そのうち、老人達は、その乾杯おじいさんの体をおさえつけ、乾杯を叫ばないよう、阻止しはじめた。
それでもめげずにおじいさんは叫び続け、息をきらし、かすれた声で、
「かんぱーーーい!!!」と、今までで一番大きな声で叫んだ。
そして、ビールをおいしそうに飲みほし、大笑いをした。
まわりの老人達も、つられてガハハと笑ってビールを飲んだ。

生きてるなぁ、と感じながらソファーで目覚めた。
昨日飲んだハイボールの空き缶が机に置かれたままだった。

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