東浦 卓也

行政書士、交通事故処理コンサルタント、N.E.YERS代表、毎日タクシー株式会社営業所…

東浦 卓也

行政書士、交通事故処理コンサルタント、N.E.YERS代表、毎日タクシー株式会社営業所副所長(採用養成、事故処理実務)クルーズオート販売責任者、クルーズインシュアランス合同会社業務執行社員、しゅうパパ http://jikogakari-gyouseisyoshi.tokyo/

最近の記事

湿らせる

僕の場合は小説か現代詩なのだけれどクリエイティブなモードに入る時、僕は心を「湿らせる」ことを心がけるようにしている。潤いであるとか、他に言いようもある気がしないでもないが、選んで、あるいは好んで「湿らせる」という表現を使っている。 15年ほど前にとある作家が言っていた。どういう状況であったのかは記憶がないが、当時の僕は今よりも色々なことに積極的で、特に何かを諦めているということもなくて、今よりもたくさんの場所に出かけていたからおそらくはそのようにして出かけて行った何らかの講

    • 人身事故とは

      人身事故、と言われてどのようなイメージが思い浮かぶでしょうか……という問いかけは少し漠然としすぎているかもしれませんが、交通事故処理に当たってこの「人身事故」という単語の使い方は少し特殊です。 ・広い意味での人身事故と狭い意味での人身事故 交通事故において事故に関わった誰かが負傷しており治療を要すること。これは広い意味で確かに人身事故と呼称されますが狭い意味では人身事故に該当しない可能性があります。一方、狭い意味での人身事故は交通事故証明書の事故の種別が「人身事故」と記載さ

      • 対物賠償の話

        交通事故賠償実務において対物賠償はシンプルなようで実はそうでもない。要はどこまで面倒見れるかという話なのだけれど、これが結構悩ましい。 よくある話、カスタムされた車両がその対象であるときに、何を基準に計算をすべきか。これが問題となる。通常、いわゆる時価額を基準として分損・全損の判定を行うようになるが例えば第三世代プリウスであったとしてその時価額で算出しようとしたところ実際の車両は社外フルエアロ、ローダウンであったとする。この時に車両本体の時価額で計算するべきなのかどうか、と

        • 大丈夫だろうは駄目かもしれない。

          ポジティブな人間は信用ならないと思っている、と書くとあんまりな感じがしないでもないが、こと運転仕事やその管理、つまりは自分と同じような業界で仕事をしている人間がなんらの考えもなくポジティブであることに対して、私の評価は極めて低い。考えなければならないことはきりがない。大丈夫だろう、などという予断は厳禁、そういう仕事だ。むしろいつでも、駄目かもしれないという覚悟のもと危険予測を組み立てることこそ肝要だ。だから、深く考えているそぶりも見せずにあっけらかんとしている人間、あるいは部

          思考の漂流

          あれやこれやと考え事を分岐させていく時間を大切にしたい。主に考えるのは自分の会社やビジネスのことなのだけれど、そんな中に自分の子供のことや奥さんのことがふわり、ふわりと浮かんできたり、10年後の展望なんかが突然壮大なストーリー展開で始まってみたりもする。誰かに止められるでもない、誰かが助けてくれるでもない。そもそも、誰かの助けを希望していない。思考の漂流とはまさに孤独で自由な、他者の侵害が絶対に許されない時間なのである。 私の場合、時や状況に限定されず、割とどのような場所で

          ダイレクト損保はお勧めしません

          自動車保険、どうしてますか? なんていうのはテレビ(思えば随分長いこと見ていないが)コマーシャルでよく見聞きするフレーズかもしれない。いわゆるダイレクト系と言われる損害保険、これ、プロの立場からしたら絶対にやめておいた方が良いです。詳しい話はまたクルーズオートの基礎知識ページ用にしっかり書きますが、今回ざっくりダイジェストでお伝えするとしたら・・・ ①事故処理担当者のレベルがあまりにも低い 本編記事では②以降も続きます。 交通事故は、一般的な人にとって「非日常」です。だ

          ダイレクト損保はお勧めしません

          車はどこで買う?

          インターネットが社会の【当たり前】になり、シェアリングサービスやサブスクリプション型サービスがなんら特別なものでなくなった現代社会、車を買うという行為もずいぶん様変わりしたように感じられます。筆者若かりし頃はカーセンサーを見て電話をしてお店に行く、というスタイル。これが当たり前と言うよりは他にこれといった方法はありませんでした。 今はKINTOのような車のサブスクサービスもあればタイムズカーシェアのような、面倒な手続きもほぼなく乗ることができるレンタカーシェアリングもありま

          車はどこで買う?

          note位置付けの再設定

          お疲れ様です。東浦です。Noteをできるだけ多頻度に更新しようかな、と思いキーボードをパタパタしています。 とりあえず現在のこのNoteの位置付けを再確認。 ・行政書士東浦事務所ーーー交通事故分析、事故防止、自賠責保険           |ーー事務所運営関係 ・毎日タクシー株式会社ーータクシー会社求人関係           |ーータクシー交通事故 ・ネイヤーズ事務所ーーーー書評           |ーー趣味の投資 ・クルーズーー損害保険販売代理店を運営します!   

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          交通事故に適用できる保険

           交通事故負傷には通常「自賠責保険」を使用する、とお考えの方は多いかと思います。しかしながら、全ての交通事故に自賠責保険が適用できないことは言うまでもありません。最もわかりやすいのは自損事故、つまり自爆です。自賠責保険は他者への賠償を前提にしている保険ですから自賠責保険を自損事故に適用することはできません。このような場合は事故が発生した状況によって健康保険または労災保険を適用することになります。  自損事故ではない、つまり相手がある形態においてはどうでしょうか。例えば自分が進

          交通事故に適用できる保険

          自賠責保険の特殊ケース 120万円超えた給付!? そんなこともあります。

          お疲れ様です。 さて、自賠責保険に関する話題です。今回はそれなりにに突っ込んだ話になっていますから、読んでもよくわからん!ということもあるかもしれません。出来るだけ丁寧に進めていくつもりですが、もし不明点などありましたらお気軽にお寄せください。 早速ですが以下のようなケースを想定してみましょう。 1月1日、A車がB車に追突し、B車運転者が負傷した。 このケースで自賠責保険を適用していく場合、加害者請求であればA車がB車運転者の治療費などを支払い、その支払った分を自賠責保

          自賠責保険の特殊ケース 120万円超えた給付!? そんなこともあります。

          書評「キヤノンの仕事術」

          仕事を自分ごととして取り組む→休みの日にも勉強に励む→仕事の技量が向上→楽しくなる、という令和時代的な考え方とは大きく異なる仕事術をどう捉えるか。ある人は大きな嫌悪感を抱くかもしれない。私は好きだ。この考え方が大好きだ。結局のところ、自宅で過ごそうが仕事に励もうが同じ1分1秒。ならば自分の生業を充実させたい。そのために勉強を深めていかなければならないことは当然と言えるだろう。賃金が発生しない休みの日にも仕事を生活の中心に置き、研鑽を積むことを良しとしない方も多いかもしれないが

          書評「キヤノンの仕事術」

          タクシー会社の選び方

          毎日タクシー株式会社、採用求人・養成担当の東浦です。今回は「いざ、タクシーを始めよう!」と思った方向け、タクシー会社の選び方についてを検討してみようと思います。もちろんできる限り公平な目線でお話しをしてみようと思いますが、私も一人の採用担当者なもので・・・多少は自社に有利な構成にするかも・・・とりあえずやってみましょう! ・大手グループ〜単独会社まで様々です 多くの求職者様がかなり迷われる部分かと思います。東京都内で申し上げればいわゆる大手四社、あるいはそのグループ会社に

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          書評:マーケターのように生きろ

          本書はかなり好き嫌いの分かれる本ですね。少なくとも私は嫌いです。内容は薄っぺらいし綺麗事ばかり。実務の参考になるような内容も正直なところあまり無いと私は感じました。いや、正確に言えばマーケティングの知識的な部分は一定の参考になるかもしれませんが、この本である必要は特にないな、と。もっと深いところまで知識を書いてくれているマーケティングの教科書的な本はいくらでもあるわけで、あえて本書を選択する理由はありませんし、本書内でひけらかされている知識もなんだか中途半端で、知りたいところ

          書評:マーケターのように生きろ

          書評:起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートを作った男

          オーディオブックでこの本を聞きました。この本に限ったことではないですが、書籍により抱く思い、それが共感であれ、反発であれ、それこそがまさにその書籍に触れた価値なのだと思います。読んで(聴いて)よかった本だと心から思います。 (あらすじ) 【ジェフ・ベゾスは、このヤバい日本人の「部下」だった】 かつて日本には、「起業の天才」がいた。 リクルート創業者、江副浩正。 インターネット時代を予見、日本型経営を叩き潰し、 自分では気が付いていない才能を目覚めさせた社員のモチベーションを武

          書評:起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートを作った男

          現在の状況ご報告!

          お金について勉強していくにあたってとりあえず投資めいたことをしてみよう、と色々動いていたりします。ビットコインがちょびっと損のままになっているのでなんかソワソワ。1万円しか買ってないけど。実際のところ、昭和から平成にかけての価値観なので、なんでビットコインなる胡乱なものの価値がバカみたいに高騰して儲けが出るのかさっぱり意味がわかりません。そりゃ、欲しい人がいて、売りたい人がいるから需要があって供給があるみたいな話なのでしょうけど、仮想通貨はなぜ価値があるの? そして、どうして

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          FP試験を受けてみようと思った話

          お疲れ様です。基本的に「試験を受ける」という行為が好きなほうです。緊張感であったり、わかりやすい目標がある。一定の期間の生活にハリを持たせる上では結構有用なんじゃないかな、と。で、これまで取得してきた色々な資格が以下の通り。 ・ビジネス法務3級、2級 ・行政書士 ・第1種衛生管理者 次は何をするかと物色していて目についたのがFPでした。ネイヤーズでお金企画も始めたことだし、ここらでしっかりとした知識を身につけるには良いタイミングなのかな、と。 サクッとテキストめくっ

          FP試験を受けてみようと思った話