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タクシー会社の選び方

毎日タクシー株式会社、採用求人・養成担当の東浦です。今回は「いざ、タクシーを始めよう!」と思った方向け、タクシー会社の選び方についてを検討してみようと思います。もちろんできる限り公平な目線でお話しをしてみようと思いますが、私も一人の採用担当者なもので・・・多少は自社に有利な構成にするかも・・・とりあえずやってみましょう!


・大手グループ〜単独会社まで様々です


多くの求職者様がかなり迷われる部分かと思います。東京都内で申し上げればいわゆる大手四社、あるいはそのグループ会社に所属する、東京無線や東都日の丸などの準大手/無線協同組合の会社にする、もしくは一社単独でやっている会社にする。この辺りが主要な選択肢であるかと存じます。単純に「稼ぎたい」と言うニードが高いのであれば大手四社、と言うよりも日本交通系と言うことになってこようかと思います。なんだ、それで話が終わりじゃないか、とお考えの方もおられるかもしれませんが、もちろん日本交通系会社にもおすすめしづらい点はあります。非常に厳しく設定されているマニュアルはその最もわかりやすい部分と言えるでしょう。日本交通ではお客様への返答一つとっても明確にマニュアルに定められています。営業すべきエリアも強制まではいきません(会社によるかもしれません)が、「このあたりでやってみましょう」とサジェストは入ると思ってください。タクシー仕事の大きなメリットの一つにその自由度の高さがありますが、大手であればあるほど、稼ぎやすい会社であればあるほどに引き換えとして自由度は下がると思ってください。これは自由度を下げることによって品質の向上や営業効率の向上を日夜行なっているためですから、「何を飲み込んでもしっかりタクシーで稼ぐのだ!」と言う強い意志があるのであれば、迷うことなく日本交通系会社の門戸を叩くべきです。


なお、いうまでもないことではありますが無線協同組合系の会社や準大手等ならばやりたい放題なのか、と言えばそのようなことは決してありません。あくまでも日本交通よりは少しマニュアル等での拘束が緩い部分がある、このぐらいでお考えください。お客様がタクシーに求める品質は年々向上しており、以前はべらんめえなタメ口営業も見受けられましたが、昨今では多くのタクシー会社で「はい、かしこまりました」と丁重な接客が行われています。ですから、特に厳しいと言われている(しかし最も稼ぎやすいと言われる)日本交通系にするか、それ以外にするか、ぐらいで選んでみるのがまずはわかりやすいと言えるかもしれませんね。

・勤務体系


タクシーの勤務体系は大別すると「日勤」(毎日出勤する普通のサラリーマンスタイル)、「隔日」(一昼夜通しで翌日は明け番日として休み)の2種類であり、日勤は明るい時間帯に業務する「昼日勤」と夜間専門の「夜日勤」に分かれ、隔日勤務は「早番」、午前中に出勤するスタイルと「遅番」と呼称される、午後以降に出庫するスタイルに分かれます。毎日タクシーもそうですが遅番の設定がない、つまり隔日勤務は全て早番という会社や、逆に早番がない、全て遅番という会社、昼日勤や夜日勤の設定がない会社などいろいろですので、希望する会社がいくつかあれば勤務体系から選択するのも良いと思います。平日の日中にはあまり用事が入らないというスタイルの方でしたら日勤が良いかもしれません。隔日勤務は1日の流れの中である程度自分のペースで仕事を組み立てることができますので、どちらかといえば「はじめてタクシーの仕事をする」という方にはかえって向いているかもしれません。最近の景気動向からするとある勤務体系が抜群に効率が良い、ということはございませんので好みやライフスタイルからお選びいただくのが良いと思います。

・法人規模


中小規模の会社もあれば大手本体のような大規模営業所もあります。福利厚生に直結する部分ですから、ご自身がどのようなサービスを会社に期待するのかによってお選びいただけばよろしいかと思います。例えば弊社は中小規模であり設備投資等、大きな会社には当然に及びません。その代わりに、というわけではありませんが乗務員さんの生活設計に合わせて勤務時間の調整を可能にするなど、中小規模ならではの風通しの良さや融通の利きやすさが維持されるよう営業所一同、努力しております。

・会社の立地


ご自宅から通いやすいのが一番ですが、遠距離だから必ずしも通いづらいということでもないとは思いますのでこれは好みでよろしいかと思います。タクシー会社は車を使う業種である程度の敷地面積が必要ですから郊外に立地していることが多くなっております。駅からものすごく遠い、という会社も多くありますから、立地については十分にご確認ください。合わせて、通勤手段として自家用車やバイクなどを使用できるのかどうかもしっかりと確認していただいた方が良いと思います。会社によっては自家用車NGとしているところもございます。入ってからダメ、と言われて慌てることがないように、面接などでもしっかり確認することをおすすめいたします。

・まとめ

いかがでしたか? 今回はどのような会社を選ぶべきか、というテーマでお送りいたしました。当然ではありますが会社に就職するにあたり重要視する項目は人それぞれですからあくまでもこちらの記事の内容は参考程度とお考えください。一人の求人担当者からのメッセージとしてお伝えしますが、タクシー会社に就職しようとお考えになったのなら2から3社は面接を受けてみてください。しっかり比べることが重要です。弊社に面接でご来社いただく方にも念押し的に確認をしていますが面接1社のみで決めてしまって後から後悔しても遅いです。複数の会社を見ることができる求職期間という素晴らしい時間、ぜひ有効活用してください。そして、最低限「ここでやってみるか!」と思えるタクシー会社で業界に踏み込んでみましょう。どの会社の養成担当もきっと、あなたのタクシーデビューをしっかり応援いたします。もちろん毎日タクシーでも皆様のご応募を心よりお待ちしております!

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