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今を積み上げる

これから書くことは、子どもたちに伝えたいことでもあり、お父さん自身が自分で常に思い出したいことでもある。

過去はもう過ぎたこと、そして未来のことはわからない

過去のことはもう過ぎたことだからどうすることもできない。だから思い悩んでもしょうがない。未来のことは想像できるかもしれないけれど、思いがけないことってのは考えているよりずっと多くて、ほんの数年先でもわからない。だから遠い未来のことを思い悩んでもしょうがない。

過去のことも未来のことも、自分がコントロールすることなんてできない。だから自分ができるのは、今日1日、今の瞬間をどう過ごすかだけなんだ。

自分史上最高になる

今の自分の能力に不満があるかもしれない。でも、それは過去の自分が積み上げてきたことだから思い悩んでもしょうがない。デキる人と比較して落ち込むかもしれない。きっとその人は自分とは別のものを積み上げてきたんだ。どちらにせよ過去の話だ。

何かができるのは今に対してだけだ。今日、何を積み上げるかは自分で選ぶことができる。だからいま何かを積み上げよう。少しずつでも、一歩だけでも前に進もう。昨日の自分よりほんのちょっとでも成長できるように。

そして自分史上最高になっていこう。

自分は今まで自分が積み上げたものでできている

自分にどんな能力があるか。それは、今まで自分が積み上げてきたものが何だったかで決まる。

ギターが弾けない?当たり前だよね。ギターの練習してこなかったから。自分が積み上げてこなかったことはうまくできない。とても単純なことだ。

自分は他の人からどう評価されているだろうか。それは今ままでどんなことを口に出してきたか、どんな行動をとってきたかで決まる。

どんなに頭の中でネガティブなことを考えている人でも、口から出る言葉がポジティブで、ポジティブな行動をとっていたら、誰からみてもポジティブな人だ。

つまり、自分がどんな人間か?というのは、何を積み上げてきたかで決まるってこと。

人は無意識に支配されている

人間の脳にはふたつのシステムがあるんだ。いつでも自動的に働くシステム1という仕組みと、しっかり考えた時にしか働かないシステム2という仕組み。このシステム1をここでは無意識と呼ぶね。

誰もがみんな何かをするときは、ちゃんと自分で考えて行動していると思っている。この思い込みはかなり深くまで染み付いていて、無意識でとった行動でも「なんでこういう行動をとったの?」と聞かれると、自分はちゃんと考えた結果その行動をとったような理由を後から答えちゃえるぐらい。

でも実際は行動の8割を無意識が決めてることがわかっているんだ。もう無意識に支配されているって言ってもいいよね。

無意識は人がうまく生きていくために作られたシステム

人がまだ野生の中で動物の一種として過ごしていたとき、ちょっとした判断の遅さによって命を失うことが当たり前だった。だから人間は労力を使わずに素早く反応できる仕組みを自分の体の中に作り上げた。それが無意識。

生まれた時に本能的に持っているもの、今までの経験から自分が普段やってきたことを自動的に選んで行動するような仕組み。考えるより先に働いて行動も起こす。

考えて判断する意識より、自動的にずっと早くずっと強力に働く仕組みなんだ。

無意識は習慣でできている

自動的に働いてしまうなら、それを変えることはできるんだろうか?意識の力で無意識に逆らうのはとても難しい。大体は失敗することになる。だから無意識自体を変えてしまう必要がある。

無意識って、本能的なものもあるけれど、それ以外の部分は習慣なんだ。だから習慣が変われば無意識が変わる。

無意識が自分の目指す方向を向いてくれるならこんなに強力なことはない。だって、自動的に素早く強く働くんだから。

だから習慣を変えよう。まずは今日が第一日目。続けるのに失敗しても構わない。無意識は手強いから。でも、また第一日目を始めるんだ。

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参考文献


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