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変えたいことがあるなら周りを変えてみる

自分では自分でしっかり考えて動いているつもりでも、周りの影響というのは気づかないうちに自分に大きな影響を与えている。

例えば「結婚するなら、相手の親をよく見ること」なんて教えがある。どういうことかというと、歳をとったときに子供は自分の親と同じようなことをするようになるってこと。これは親のことが嫌いだったりして反発していた子供でも変わらない。子供の頃にずっと一緒の時間を過ごした親というのは、気づかないうちに「あたりまえ」の基準になってしまっているから、どうしても似てしまうんだ。強い意志があれば変わるけれど、ほら、意志の力を使い続けるのは難しいからね(継続が難しいのと一緒)。

他に論文になっているものだと、プログラマーの能力をテストした話なんかがある。ある研究では、すごいプログラマーと普通のプログラマーの間には、仕事の能力に10倍ぐらいの差があるという結果が得られたんだ。でもね、同じ会社の人の間ではそんな大きな差は出なかった。どういうことかというと、自分の周りにいる人のレベルと自分のレベルはそれほど大きな違いにならないということ。

学生であれば、友達関係とかが大きな影響を与える。自分の周りで「こんな風に学ぶ姿がいいなぁ」という人がいるなら、積極的に友達になるのがいい。そして、はずかしがらずにその人のことを真似する。周りが勉強する人ばっかりだと、自分も影響を受けて学べるようになる。これは、最初の話と一緒で自分の中の「あたりまえ」が変わるからなんだ。

図書館で周りがみんな勉強に集中している場所で勉強するのもいいかもしれない。そこでの「あたりまえ」は勉強している姿だから。

このテクニックって、普通だったら頑張って努力しないといけないことを、そんなに気合をいれなくても頑張れるようにする方法なんだ。自分の「あたりまえ」を自然に変えるために、自分の周りの「あたりまえ」が変わっていればいいよねってこと。

ひとつ間違いやすいのがあるから念のために書いておくね。周りの環境を変えるって言っても、ケチケチせずにお金を色々な物に囲まれている友達をつくったりとかいうのは違う。若ければ若いほど素直に「いいなぁ」って真似したくなると思うんだけど、これは上の例みたいにはいかない。実は裏でかなり無理してたり、借金してたりするパターンがよくある。あと、親がお金持ちってパターンもあるね。近くにいて影響を受けても「お金を使う」ところだけが「あたりまえ」になって、自分が貧しくなるだけ。

あと、ただ遊びまくってるのを見ていいなぁって思っちゃうパターンも同じね。それを「あたりまえ」にしても、その後どうなるかわからないよ。今は良くてもひどく大変なことになるかもしれない。

もちろん、ものすごく努力して勉強や仕事の能力を高くしたからこそ、贅沢したり遊んだりできている人なら努力の部分も含めたら真似してもいいけどね。

どういう自分でありたいか。あの人のように生きられたらと思うのはどんな人か。必死に努力するよりも周りの環境を変えて「あたりまえ」が違うところに自分を置く方が自然に変わることができるかもしれない。自分の「あたりまえ」が変わることによって「めちゃくちゃ努力してる!!」って気を張らなくても、自然に努力するようになるって効果を使っていこう。

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