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新たなチャレンジとしての大宮店出店

こんにちは。パーソナルトレーニングジム「Sharez」代表の岡崎秀哉(@hide_sharez)です。

8/1に大宮に3号店となるパーソナルトレーニングジムをオープンしました。
今回はこの大宮店の出店についてまとめていきたいと思います。

これまで2店舗を渋谷で出店してきましたが、それまでの出店と今回の大宮店の出店は僕の中ではかなり意味合いが異なります。

この意味合いの違いについては、パーソナルトレーナーさんやパーソナルトレーニングジムを開業した方に少しは参考になるのでは、と思い、まとめようと考えました。

1.パーソナルトレーニングジムの出店パターンとは?

まず、パーソナルトレーニングジムの出店のパターンについて解説します。
パーソナルトレーニングジムの出店にはいくつかのタイプがあると思います。

1.レンタルジムからの出店パターン
いくつかのレンタルジムで活動しており、集客が増え、活動場所から程良いエリアで店舗を出店する
2.マーケティング強いから出店パターン
自身、もしくはメンバーがマーケティングに優れており、集客に強いのでエリアを定めて店舗を出店する
ここでいうマーケティングは、SEO、Web広告、SNS広告、チラシなど手段は問わず、集客のノウハウがある事を指します
3.SNSが強いから出店パターン
SNSが伸びており、濃いファンが多く、フォロワーから出店希望の声もあるので、アクセスの良さそうなエリアで出店する
4.パーソナルジムからの独立出店パターン
パーソナルトレーニングジムに勤めており、お客様を引っ張れそうなので近隣エリアで店舗を出店する

大きくはこの4パターンではないでしょうか?
4パターンのいずれか、もしくは掛け合わせ、が多いのではないかと思います。(お金の出どころなどはさておき)

2.岡崎の1店舗目の出店パターンは?

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僕自身は、上記でいうとパターン①が最も近く、渋谷で1店舗目を出店する前は、半蔵門、駒沢体育館、田町、銀座などで、いろんな形でジムを借りており、それぞれの場所でお客様がいる状態でした。毎日移動しながらセッションをこなす、という日々を過ごしていました。
それらの活動場所からアクセスが良く、またその後もお客様を呼びやすい場所という事で、出店エリアの第一候補を「渋谷」と定めました。
マンションの1室などで出店すれば話は早かったのですが、ただ、自分だけで出店するのでは面白くない、という事で、フィットネスクラブで活動しており、ポテンシャルのあるトレーナー数名に声をかけ、一緒に出店しないかと誘いました。
結果的に、岩成トレーナー、山岸トレーナー、と僕の3名で2015年に出店しました。
ですので、少しイレギュラーですが、パターン①に近い形と言えます。

3.岡崎の2店舗目の出店パターンは?

実は2店舗目は2回出店しています。つまり、一度閉店し、再度出店した形となります。

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最初の2店舗目の出店は、2016年です。
これはもうタイミングが良かったとしか言えない形でして、1店舗目のトレーナー、お客様が増加していっているタイミングで、1店舗目にほど近い場所でジムの居抜きの話が来たのです。(細かい話は端折っています)
ですので、そのジムを居抜きで2店舗目としてスタートし、トレーナーを増やし、お客様も増えていったという経緯です。ちなみに、当時のトレーナーさんは全て業務委託でフリーランスのトレーナーさんばかりでした。

2店舗目の出店もいくつかパターンがあると思います。

1.個人の集客力が強いパターン
SNSでフォロワーが多く、濃いファンが多い為、自分自身で担当する以上に新規のお客様の問い合わせがあり、他のトレーナーにお客様を紹介できる状況。もしくは、リアルで知り合いが多かったり、既存のお客様からのご紹介が多く、他のトレーナーにお客様を紹介できる状況。
こういったケースはトレーナーを増やし、店舗を増やすことができます。
2.マーケティングが強いパターン
1店舗目の出店同様、マーケティングが強く、1店舗目がうまくいった、あるいは1店舗目がうまくいく見込みがあれば、店舗を増やすことができます。
3.集客力のあるトレーナーを増やすパターン
自分自身以外に、集客力のあるトレーナー(SNSが強い、紹介が強いなど)と契約していく事で、場所貸しのような形で店舗を増やす事ができます。

2店舗目以降の出店としては、上記のような形が考えられるのではないでしょうか?
僕の2016年の出店はパターン③に当たります。既にある程度、お客様がいるフリーランスのトレーナーさんでさらに集客できそうな方と契約し、お客様の数を増やしていきました。

1店舗目の出店パターンとは少し異なる事がわかります。1店舗目を出店し、2店舗目の出店を考えている方は参考にしてみて下さい。

しかし、実は2016年に出店した2店舗目は2018年末に閉店しています。詳しい理由はコチラをご覧下さい↓↓

その後、Sharezとしては、店舗を増やす形ではなく、スクール事業を展開したり、オンラインコンテンツを準備したり、と店舗展開ではない事業の拡大を目指していました。
しかし、2020年に色々と今後について考えた時に、やはり少しずつでも店舗展開をしていこうという事で、2020年に再び2店舗目を出店しました。

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この時は、パターン①とパターン③の掛け合わせ、のような形での出店でした。既存のトレーナーのお客様が増えてきて、1店舗では予約が取りづらくなってきた為、店舗を増やした形です。

4.個人技で出店をした際に起きる問題

これまでの流れで、2020年に2店舗を運営していたのですが、同じ渋谷エリアという事で、いずれも僕の目の届く範囲であり、メンバーが増え、お客様が増えたから出店したというリスクのない形での出店でした。
ここまでは、1店舗出店して軌道に乗せられた方あれば結構到達できる域なのではないかと思います。
しかし、自分の目の届かないエリア、自分が活動していないエリアで、トレーナーを採用し、出店し、集客をするというのは、全く意味合いが異なります。ここが個人でパーソナルトレーナーとして活動し、出店した方の大きな壁なのではないでしょうか?
ある程度お客様がいる前提でスタートし、リスクを抑えている分、ゼロからスタートする形がイメージしづらいのです。
僕としては、早い段階でこの壁を超えていかないと、コンスタントに店舗を増やしていく事は難しいと考えました。

これはパーソナルトレーナー、パーソナルトレーニングジム経営だけでなく、その他のビジネスにも近いことが言える部分で、自分でできる事のキャパを超えた分をメンバーに振る、というスモールビジネスのスタートは良くあるケースで、そこから広げていくのに、ハードルがあったりします。
その際には、自分でやれば早いものを敢えてメンバーに任せたり、自分の時間を増やし、今までやってきた事ではなく経営に必要な新たな仕事に時間を割く、みたいなステップがあります。

5.3店舗目へのチャレンジ

今、このコロナ渦でも、パーソナルトレーニングジム業界で出店を加速させている企業はいくつかありますが、どの企業も「マーケティングが強い」企業です。やはり、個人の力の延長ではなく、再現性の高さや汎用性のある力をつけないと上記の壁は超えられないのです。

「集客力がある」というのは、個人の場合と、組織の場合で意味合いがかなり異なります。1店舗、2店舗などは「個人的な集客力がある」で形になったりしますが、それ以上の店舗数や、エリアを変えての出店となると、「組織としての集客力」が必要になってきます。

指導風景

僕自身、2012年の活動開始以降、ほぼご紹介のみで集客してきており、他のトレーナーにもお客様を紹介してきたので、「個人的な集客力」はある方だと思っていたのですが、会社組織としてみた時の集客力はありませんでした。
しかし、Webメンバーである伊藤(@ito_novita)がWeb周りの改善に着手し、Webからの集客が安定的に行えるようになってきました。同時にSNSが伸びたメンバーや、紹介が増えたメンバーもおり、集客の引き出しも増えていました。これらが2020年の2店舗の出店に繋がっています。
このあたりから、組織としての集客力が少しずつついてきていると考え、今回の3店舗目へのチャレンジに踏み切りました。

6.なぜ大宮なのか?

Webの集客がある程度見込めるという点、渋谷などの東京都心部以外のエリアとして身近である点、パーソナルトレーニングジムもある程度数があるのでニーズはある点、などからエリアとして選定しました。
とはいえ、物件が見つからなければ少しエリアを変えることも検討していましたが、無事見つかったので、大宮に決定しました。
また、出店の時期としては、最初はコロナが落ち着くタイミングを見計らっていたものの、そんな様子はなく、このコロナの状況はしばらく続く、「コロナが明けたら・・・」みたいな考えは一旦捨てた方が良いと思ったので、すぐ行動に移しました。

ゼロから媒体を使って採用活動を行い、ほぼ知らないエリアで物件探しを行い、今現在はゼロから集客活動を行っているという状況です。

もちろん、ゼロからとはいえ、今までの渋谷でのトレーナー採用活動、物件探し、他店を手伝った経験などを踏まえて取り組みました。
物件探しの方法、購入する物品の選定方法、トレーナーの採用方法、雇用形態や給与体系など、これまでの内容から様々な見直しを図りました。

集客に関しても、Webメンバーの伊藤がこれまで渋谷エリアで実践し、成果として出してきたもの、反省点としてあるもの、外部から学んだもの、を駆使し、大宮でチャレンジしています。

7.今後の展開は?

今回の新たな形での出店チャレンジを踏まえて、学んだ点は数多くあり、集客もまだまだこれからなのですが、次はさらに良い形で出店できるイメージができています。
という事で、また別エリアでの出店を構想しています。

今回の話の大きなテーマは「個人的な集客の枠を超える」という点だったのですが、この部分に関しては、今現役で活動しているパーソナルトレーナーさんやパーソナルトレーニングジムを運営している方にも共通する部分があると思うので、参考にしてみて下さい♪
もちろん、店舗を出店する事だけが成功の形ではなく、僕自身もそうでない形を目指していた時期もあるので、その辺りはそれぞれの答えがあって良いと思います。

パーソナルトレーナーという仕事や、パーソナルトレーニングジムの運営というのは、やりながら学ぶことがかなり多く、最初から正しい形ができている事はほとんどなく、やりながら形が見えてくるケースが多いと思います。
そこで見えてきたものをあるタイミングで再現性のあるものとして増やしていく場面があったりして。Sharezとしてはまさにそんなタイミングなのかなぁと考えています。

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