見出し画像

感性経営は、理念経営

【理念の形・構造】

 
経営理念はこういう形・構造でなければならない、
ということはありませんが、
私なりに考えた理念体系の形・構造というものが
あります。

平面的構造のものと立体的構造のものと
2つの種類で考えています。

一つは、○△□の経営ピラミッドで表される
平面的構造のものであり、
一つは正四面体構造の立体的構造のものです。

いずれも三角形構造、トラス構造である
という共通点があります。

○△□の経営ピラミッドで表す場合には、
「ミッション・ビジョン・バリュー」という
3つの理念区分で考えるとわかりやすいようです。

「□がミッション、
ビジョンは○、バリューは△」に
当てはめてみますと、
ミッションをベースとしてもビジョンを目指して、
バリューを生み出す具体的な行動を展開していく
ということになります。

正四面体構造で表す場合には、
基本理念・企業理念・経営理念・行動理念という
4つの理念区分で進めていきます。

自分にとってわかりやすい方で
進めればいいと思います。

個人的には、正四面体構造の方をお薦めしています。
その場合には、逆正四面体をイメージしていただき、
下の頂点の部分が基本理念となり、
後の3点が、企業理念・経営理念・行動理念を
表すものとなります。

このようにして、
理念の構造も意識しながら
進めていく方法もありますので
覚えておかれるといいでしょう。

また、最近、「問い形式」の理念が
登場してきています。

「問い形式」の理念というのは
状況がどんなに変わっても使える有効な形式です。
 

【哲学者が提唱する経営の鉄則】


経営者の方が経営理念について考える時に、
企業経営における原理原則に則って
それを進めるならばもっとよい進め方ができます。

その原理原則について、
哲学者である芳村思風氏は哲学的見地から
「感性経営の5原則」というものを提唱されています。

哲学者ならではの
人間の本質的なところからの原理原則になっています。
 

感性経営の5原則

 
原則その1-利益の出る仕組みをつくり続けること
原則その2-よりよい方向性への変化をつくり出し続ける
原則その3-問題を乗り越え続ける
原則その4-心の底から湧き出した、感性からの理念を大事にする
原則その5-本業を通して社員と会社を発展成長させる
 ぜひ、参考にしてみて下さい。
 
また、自分がやっている仕事や会社の本業について
改めて確認してみる場合には、
「天分・長所を発見するための5つの問い」について
考えてみるといいでしょう。
 

天分・長所を見つけるための5つの問い

 
- やってみて、好きになれるかどうか?
- やってみて、興味関心が持てるかどうか?
- やってみて、得手勝手と思えるかどうか?
- やってみて、他人より上手くできるかどうか?
- 真剣にやってみて、問題意識が持てるかどうか?

この機会に、改めて
自分の会社の経営理念づくりについて
考えてみてはいかがでしょうか。
 
 

よろしければ、サポートをお願いします。そのサポートで事業活動を続けていくことができます。 「おもい」もしっかりと受け止めて、生かしていきます。あなたの人生と運が開けてきますように^_^