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やっぱり俺は詩人じゃなかった


詩人をやめることにしたわ
いや もちろんね
詩は綴っていきたい
でも
詩人を名乗るのは
ここで終わりにしようと

過去の文脈のセミナー講師としての活動を
今年の3月にやめ
それから3か月ほど
詩を綴ってきた
そして
詩人として名乗り
プロフィールにもそう書いた
だけど
しっくり来ていなかったんだ

というのも
僕にとって詩というのは
理想の新世界を現実化するための
最も最適なツール
世界を変えるという目的への
手段のひとつなのだ
だから立ち位置としては
詩人というより
世界を変える人なのだ

それでも詩人として名乗ったのは
自己紹介としてわかりやすい
そう思ったから
ただそれだけなので
詩人を名乗っても
あまり気にしていなかった

しかし先日
初対面の方に自己紹介をする機会があったのだが
詩人を名乗ることに
違和感があった
確かに詩を書いてる
だけど それだけじゃない
自分の活動を表現するには
程遠いように感じてしまったのだ

少し前に神の詩を綴っていた時
ハッとさせられた出来事があった

それは神の詩の一行目
『旅人よ』
これが僕にとって衝撃だった
神は旅人としての僕に語り掛けている
神は僕を旅人として認識している
「あなたは旅人でしょ」
そう言われている気がしたんだ
この一行が出現した時
『ああ~俺はやはり詩人ではないんだな』
と感じたんだ


結局僕は
やはりというかなんというか
旅人として生きていきたいんだ
俺自身の『はじまりの詩』を綴ろうと
内観をしているが
理想の世界が現実化し
そこに住めたとしても
俺はやはり世界中を旅したい

そんなことをあれこれ考えると
もう詩人ではいられない
もちろん詩は綴っていく
他にもやりたいことはやっていく
だけど僕の生き方の大前提は
旅なんだな

だから旅人を名乗ることにした

何かをしても
何もしなくても
俺はきっと
旅人なんだな

そんな気がする


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