発達障害を抱えていたからこそ、出来た事があった
記事を見てくださっている方、こんにちは。山本です。
僕は、新卒で入った会社を1か月で適応障害になってしまい、休職の後、そのまま退職という経歴(?)を持っています。
しかも、適応障害の診断と一緒におまけで付いてきた「ADHDのグレーゾーン」という厄介な診断付き。(全く嬉しくない)
最低でも3年は働きたいと、入社式を迎えたのに、この有様。
「本当にこの先の人生、どうしようか?」
と絶望しました。
しかし、現在は就労移行支援に通って、メンタルの安定と資格の勉強、後は個人的なブログやSNS運用(これも含む)、演劇の活動など色々行っており、
それなりに充実しています。
正直、新卒で何事もなく社会人をしているよりも、成長しているのでは?と
さえ思います。
もちろん、発達障害のグレーゾーンと診断されて、普通の人よりも出来ない事はまだまだ多いし、メンタルが弱いので、すぐに気分が落ち込みます。
でも、発達障害のグレーゾーンを抱えていたから、普通の人より出来ない事が多かったから、本当に良かったと思えるのが一つだけあります。
それは、
「自分自身の弱みと向き合い続け、他の人よりも人間として成熟している」点です。
子供の頃、思った事をすぐに話して、たくさんの人に叱られました。
だから、思った事をすぐに言葉にするのではなく、相手がどう思うのかを
考えるように自然となっていきました
そうしたら、自分から話す事があまりなくなってしまい、面接で苦労したため、「どうしたら相手を思いやりながら、自分の意見を伝えられるか」を
意識するようになりました。
他にもADHDの特性である「不注意」や「衝動性」などはどうしたら少なく出来るのか
様々な人に馬鹿にされ、叱られ、誰も正解なんて教えてもらえない中、
本を読んだり、ネットで調べたり、行動してみたり、色々試行錯誤をして
少しずつ出来るようになっていきました。
全く順風満帆な人生ではないですし、今でも普通に生まれていればどんなに良かった事か、とくじけそうになる事がたくさんあります。
でも、自分の出来ない事と向き合い、変わる為に努力を惜しまなかったおかげで、「しっかりしている」「自立している」と色々な人に言われるようになりました。
まだまだ出来ない事はたくさんありますし、発展途上ではありますが、
僕は障害を抱えて、辛い中、ずっと頑張ってきたんだと自分を鼓舞して
これからも頑張っていきます。
そして、自分が辛い想いをした分、同じような辛い想いをしている人を
救えるような人間になれるよう、日々精進していきます。
それでは、また次回!
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