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#53 健康系のアプリやゲームの使い勝手・使い心地〜SPOBY編〜

#51の記事でご紹介したように、これまでに試してきたいろいろな健康系のアプリやゲームの使用感についてレビューしています(一部、まだ使ったことのないものや使いはじめたばかりのものもありますが、参考になるため、あえて加えています)。

いまのところ、下記のアプリやゲームをレビューしていますが、他にこんなアプリやゲームがあるよ!という情報があれば教えていただけると嬉しいです。

<運動系>
FiNC
SPOBY ← 今日はコレ!
Nike Run Club
Nike Training Club
Runtrip
LiveRun
日経歩数番
運動系まとめ

LiveRun(番外編)
<食事系>
SIRU+
カラダかわるナビ(企業・健保向け)
カロミル
食事系まとめ
<ゲーム系>
ドラクエウォーク
ポケモンGO Part.1
ポケモンGO Part.2

今日は運動系のSPOBY。

このアプリはたしか、ヘルスケアITという展示会で見かけて使いはじめました。

ちなみにこのアプリ、スポーツ庁が開始した「Sport in Life」プロジェクトの一つに認定されたそうで、ポケモンGOに続いて第二号の認定とのことです。

ニュースリリース『SPOBY』のキューヴアイズ社が「Sport in Life」に認定

さて、アプリの詳細は上記のリンク先から見ていただければと思いますが、早速レビューに入りたいと思います。

※本レビューは、実際に利用してみての使用感や使いにくさ、改善点などについて忌憚なく書いています。
あくまでも1ユーザーの声ではありますが、批判しているわけではなく、「この点はこうだったら良いのに」といった改善に役立つ情報になれば良いと思っています。

アプリの特徴

・歩数を計測するだけのシンプルなアプリ。

・歩数をジュエルという仮想ポイントに変え、複数の種類のジュエルを一定以上貯めると、そのとき企業から提供されている商品やサービスと交換可能(早い者勝ち)。

・商品やサービスを提供する会社にもメリットがあることを訴求。特に、アプリの利用者は健康意識が高い人が多く、健康志向の高い消費者に自社の商品やサービスに訴求できるのがメリットとのこと。

・各種商品・サービスをゲットした場合には「スポンサー契約」となって、そのことが記事化され、SNS等にアップできる。展示会で聞いたところ、記事をアップする人は想定以上に多く、マーケティングに有効との説明であった。

良いところ

・スマホを持って歩くだけで良い。
 → アプリを立ち上げておけば、アプリの歩数計が自動で歩数を計測してくれるのでラクです。歩数だけにフォーカスされていて、シンプルで取り組みやすいです。

・ときどきとても魅力的な商品やサービスが提供される
 → 例えば骨伝導イヤホンなど、魅力的な商品やサービスなどが提供されるのは良い点だと思います。

・さまざまな大手企業が掲載してきた実績がある
 → 上記のホームページに実績例が載っていますが、さまざまな大手企業が商品やサービスを提供してきた実績があるとのこと。運が良ければこういった会社の商品やサービス等を無料あるいは安価で試すことが可能です。

・自分の頑張りが記事として自動生成され、SNS等でアップできる
 → この点が本アプリのもっとも特徴的な機能だと思います。ジュエルを貯めて企業から提供される商品やサービスを獲得した場合には、『ユーザーと企業が「スポンサー契約」を結んだ』という体(てい)で自動的に記事が作成されます。この記事はSNS等にアップすることができ、自分の頑張りをみんなにアピールしたり、褒めてもらうことが可能となっています。

こういった機能は継続につながる良いアプローチだと思いますし、この機能を使う人は想定以上に多いとのことです。

使いにくいところや改善点

・歩数を計測する精度が低い
 → 私はiPhoneを使っているのですが、iPhoneに内蔵された歩数計よりもかなり歩数が少なく計測されます。例えばiPhoneで10,000歩を超えていても、このアプリでは8,000歩ぐらいのことが良くあり、結果、ジュエルも貯まらないのでこの点は大きくマイナスでした。せっかく「よく歩いた!」と思ってもガッカリすることが多く、アプリを使い続けるモチベーションを保つのは難しかったです。

・提供される商品・サービスの数が少ない
 → 提供される商品やサービスの数が少なく、また、早い者勝ちなので良いものは一瞬でなくなってしまいます。実際、自分自身は欲しいと思ったものと交換できたことはほとんどなかったです。

たまに交換できそうなものがあると思ったら、最初の2か月分は無料だけど、続く何か月分をまとめて購入しないといけないものが多いなど、企業側の「売らんがな」の姿勢が見えることも多々ありました。

まとめ

私は、できるだけ手間なく行動変容を起こさせてそれを継続させる仕組みが重要だと考えているので、「歩数」だけに特化した本アプリは、分かりやすさ、はじめやすさという点で非常に良いと感じました。

実際、ほとんどの人はスマホを持っていることから、歩数は意識せずとも得られるデータです。この、誰もが簡単に得られるデータに基づいて、企業の商品・サービスに結びつけ、それを「スポンサー契約」という形で自動的に記事化するという「仕組み」には巧さを感じました。

一方で、歩数計の精度が低いこと、提供される商品やサービスが少ないことや結局それらの会社の商品購入や定期会員へ誘導することが主目的に見えるところは、ユーザーが離れる原因になっているように思います。

このアプリではどこでマネタイズするのか?という点がとても難しいように思いますが(企業からの広告宣伝費に頼っている部分が多いと思われる)、少なくとも、ユーザーがアプリを使い続けたいと思える魅力的な商品やサービスの量をもっと増やしていくことが必要と感じました。


明日はランニングに特化したアプリ:Nike Run Clubを紹介します。

それではまた明日!

<了>

#健康 #アプリ #ゲーム #SPOBY

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