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ソフト?マイルド?マーガリンの話ではありません

ソフト?マイルド?マーガリンの話ではありません

米国経済のお話です。
米国のGDP(実質国内総生産:季節調整済み)は2022年10~12月の速報値で前期比の2.9%増でした。
高インフレの中、経済成長は底堅く推移していました。
ただ、今後の景気後退への懸念は依然くすぶっており、適度に経済を減速できるか、つまりいかにソフトランディング(軟着陸)できるかがカギとなります。
FRBによる利上げは相変わらず続くわけですからね。
難しいかじ取りが要求されます。

GDPの約7割を占めるのが個人消費です。
この個人消費が米国の景気を最も大きく影響させます。
実質的な所得の目減りが響き、11月末日はブラックフライデー、12月はクリスマス商戦と苦戦していた米国消費。
11月、12月は前月比で小売高はマイナスとなっています。

利上げの影響をもろに受けるのは住宅投資です。
こちらは3割近く減ったとのことです。
住宅ローンの金利が高まり、12月の中古住宅販売件数は前月比で1.5%減の402万戸、こちらは12年前ぶりの低水準となります。

労働市場ではまだまだ人手不足で、高水準の賃上げも續く模様です。
緩やかに景気を落ち着かせるマイルドリセッションで、物価も落ち着かせていくことが理想です。

『  』内、参考・引用
1/27 日本経済新聞
【米GDP2.9%増】より
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