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3.11に思いをよせて。

こんばんは。
今日は3月11日。
9年前に東日本大震災が起こった日。

テレビで見ているその先で起きている現実。
大津波。「逃げてください」「すぐに高台へ避難してください」
ニュースから伝わってくる声も虚しく無情になるほどに、次々に街が流され、そこに確かにいる人々の命が奪われていく。
その先で起きていることは受け入れられるものではなく、現実感がない。
それでもリアルタイムに人の命が失われていく、傷つけられていくさまをまざまざと感じて、ただ、呆然としていました。

僕は被災を直接経験しているわけでもなければ、現実感が感じられているわけでもない。
なのに、あの津波の映像を見ると今でも胸が苦しくなるし、涙が出てくる。
こんなに、無力。
次々に、1人ひとりが積み重ねてきた人生が一瞬にして終わってしまう。
どうしようもない現実。
受け入れ難い。受け入れたくない。
でも、知らないと、見ないと、向き合わないと、この困難の意味を分からずにいてしまうとだめだと、そう思いました。

東日本大震災は津波だけでなく、原発事故による放射能汚染も大きな課題。
学生時代、県外避難されている親子と関わるボランティアをしていたので沢山のことを教えてもらいましたが、本当に様々な困難があって。
避難のこと、放射能汚染を恐れていることを周囲の人に理解してもらえなかったり、
子どもたちが環境の変化で様々なことを考えてしまっていたり、
住む場所や食べるものなど衣食住に関わる課題を抱えていたり。
あまり県外避難については(特に自主避難については)知られる機会が少ないですが、知らないといけないことだと思いました。

理解するまではできなくても、知って自分なりに考えてみるという過程がなければ互いに尊重しあって生きられないと思うので。

9年。
この月日が解決したこともあればより困難ぬしたこともあるやろうし、変わらないままのこともある。
少しでも多くのことを知り、考え、自分にできること、自分なりに意味づけをするために行動すること、大切な人たちを大切にするために実践することを忘れずに日々を過ごしたいと思います。

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