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またたべたい♡根室産♡干しこまい(氷下魚)

根室産の氷下魚(こまい)は、「氷下待網漁」(こおりしたまちあみりょう)で獲れた氷下魚を生きているうちに頭と内臓をとり、天日で2~3日間寒風の中で自然乾燥させた手間ひまがかかった干物です。通常の干物は冷凍原料を製品化してそのうちの再凍結する(ツーフローズン)ものが多い中で、生きているうちから生干しにする美味しさは格別で寒い地域で獲れる魚だけあって脂がのっているけどそのわりに淡白な味わいで人気が高い。こまいの名前の由来とおいしい調理法についてまとめました。


こまい(氷下魚)

アイヌ語で「小さな音の出る魚」の意味。氷の張った低水温で産卵するため氷の下に網を入れて行うことから「氷下魚」と漢字で書かれるようになりました。大きさによって名前が変わり、15㎝までがゴタッペ・15~25㎝までがこまい・25㎝以上をおおまいと呼ばれています。姿はまだらに近く、こまいの方がまだらよりも頭から全身にかけて細いのが特徴です。


実家から届いた珍しい干物・干しこまいを焼いて食す

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シシャモくらいの大きさで頭と内臓がきれいにとってあり、ポッキーのようにつかんでいただきました。

焼くのではなくあぶってたべて~と、実母からのアドバイス通りフライパンにオーブンシートをのせてコロコロ転がしながら焼いてたべました。魚焼きグリルではやきすぎて身が縮んでしまうのでこのやり方で少しずつ加熱しました。

焼くは、全体に火を通すことで直火で行うとは限らず、火を使って食べ物を加熱する調理方法です。炙るは、直火で表面に焦げ目をつける事を目的にしていて、内側までは火を通さずに外側と内側の食感の違いが楽しめる調理方法です。


骨からしっぽまでまるごとおいしいこまい

骨や歯を丈夫にして骨粗しょう症を予防してくれるカルシウムがたっぷり含まれていてイライラを解消してくれたり、心臓疾患を予防してくれたり高血圧を抑制する効果があります。その他にアミノ酸のひとつで即効性のエネルギー源になるグルタミン酸や運動や感覚などのカラダの調節を助けてくれるグリシンや皮ふや粘膜を維持したり視力低下を防いでくれるビタミンAを含んでいます。

タラの仲間なので身はぎっしりつまっているけど脂がのっているので程よくしっとりで、しっぽまで全部食べる事ができます。中骨は全く気にならず噛んでいると唾液とまざりあってでんぶのようにもっさりしてきます。そのもっさり感が好きな人にはたまらないおいしさで、すぐに飲み込みたくないくらい噛んでいるのがおいしい干物でした。

なかなか手に入らない根室産の干しこまい。実母からの玉手箱(宅急便)でこの干しこまいのおいしさを家族みんなで食べられてうれしかったです。特に長女と私はもさもさ系(。・ω・。)ノ♡ラブなので、顔を見合わせるなりアイコンタクトで通じ合いながらおいしいねを共有しました。




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