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ペペロンチーノの決め手は、乳化させることだった

川島町古民家にんじん木でパンランチの担当をしていますが、手ごねパンをガスオーブンで焼いたり、グリーンサラダに自家製ドレッシングや面白いトッピングで奇想天外な味付けでお客様の心を鷲掴みしています。
前回の主菜は塩から揚げで、今週のランチの主菜はかすがれいのムニエル・バター醤油ソースがけを作ります。煮つけにするとおいしい魚ですがクセがないのでムニエルもまた美味しい魚です。
副菜は2種類でパスタとスープが付いて1300円の数量限定ランチです。
料理を作ることがスキ、なのですが、どんなメニューにするか考えるのもスキでレパートリーと旬の野菜と前回のランチとは違う内容にしています。
今回のランチメニューは、
★オレンジブレッド
★パヴェ
★グリーンサラダ(濃厚ゴマダレドレッシング)
★かすかれいのムニエルバター醤油ソースかけ
★はんぺんボール
★フルーツサラダ
★ペペロンチーノ★
★小松菜とジャガイモのポタージュスープのラインナップです。
本格的でおうちで作れるおいしいペペロンチーノを作りたくていつもと違う作り方で作ってみたら・・・今までと全く違う、おうちで本格的なっぺろんちーのを食べたのはこれが初めてかもね~、なーんて家族と話しながらお昼ご飯をいただきました。

いつもと違うペペロンチーノは、まさに本格的な味。
私がいつもと違う作り方で挑んだペペロンチーノは家族に大好評でした。
実際に作ってみたらニンニクと唐辛子の香りと麺が絡み合い、少し経つと麺がくっついてしまうのですが、ほぐしながらいただくのもまた風情があってよいのです。

本格的なペペロンチーノを作るために意識したところをまとめました。

ペペロンチーノの極意

①ニンニクはフライドガーリックにして具として堪能すべし!!

②唐辛子はオイルで熱して香りを旨味をオイルに移すべし!!
(唐辛子の種を出さずに1本のまま使うべし!!)

③ゆで汁を使うべし!!
パスタをゆでたゆで汁がパスタソースになる!!
小麦粉が溶け出したゆで汁とにんにくや唐辛子の香りとうま味がパスタソースになった時、汁とオイルが混ざり合った瞬間がまさに乳化。混ざり合わない汁とオイルを混ぜながらとろみのあるソースに仕上げていく。混ざり合ったとろみのあるソースに変化させること。

本格ペペロンチーノができるまで

★パスタが浸るギリギリの量でゆでよ★

いつもならたっぷりのお湯でパスタをゆでていますね。

乳化させるときにゆで汁がソースの決め手になる、

ゆでている最中は焦げない程度にかき混ぜながら。汁気が無くならないように注意しながら。


ゆで汁がパスタソースに大変身

パスタの小麦粉が溶け出したゆで汁は蕎麦湯のようでした。

ゆで汁を使ってパスタをからめていく。

もっちりの見た目は冷めてしまうと麺同士がくっつきやすいのが改善点。
しかし、ゆで汁がいい仕事してくれてます。

ゆで汁がオイルと混ざり合った本格ペペロンチーノ。

温かいものは温かいうちに食べる事が鉄則ですね。

パスタは1.7ミリを使いやや太めでしたが、パッケージに書いてあるゆで時間より1分ほど少なめにゆでて、濃厚なゆで汁を使ったことでニンニクのうま味と香りそして唐辛子の香りがいい感じにゆで汁に絡みもっちもちのペペロンチーノができあがりました。

これは、油ギドギドなペペロンチーノとは全く違う!!
これは、唐辛子が一本使っているけど辛くない!!
これは、ゆで汁に加えた塩分とニンニクと唐辛子の香りとうま味がオイルに溶け込んだからこそ味わえるパスタソースだから!!

すごく、おいしかった~。
子どもたちからの「やばい!!」←の連発、いただきました。

本来混ざり合わない者同士を混ぜ合わせることを乳化といいます。
ゆで汁が決め手で辛くないのにニンニクの香りと食べながらホッとするような美味しさ。辛味はほぼなく、美味しいペペロンチーノができあがりました。

今週のランチの仕込みが楽しみ。

パンランチのおしらせ

9月26日(木)川島町古民家にんじん木
ランチタイム11:30~14:30
カフェ営業 11:00~16:00
ランチ担当:ひだまりキッチン(ママのみかたひだまりキッチン島田春美)
いらっしゃる際は事前にお問い合わせくださると確実です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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