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旅するBD-1、東海道五十三次をポタリング

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東海道五十三次を4泊5日で折りたたみ自転車BD-1で走破した記録を、宿場ごとに記事にしています。自転車もしくは徒歩で東海道旧道を旅したい人の参考になれば幸いです。
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#ひとり旅

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_46:亀山宿(night)

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_46:亀山宿(night)

DAY 4 22:26_亀山宿 2018.3.26の記憶●やっぱり旅は事前情報なしに行く派です

庄野宿から亀山宿までは、8km弱の距離。撮影しなければ、30分ほどで4日目の走行は終了です。そう考えると、暗い夜道をただただ走る行為も、それほど辛くはありません。ただし、東海道旧道沿いの見どころは、暗闇のためにまったく気がつくこともなく通り過ぎるだけです。

現代の徒歩もしくはポタリングでの東海道旧道

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_46:亀山宿(morning)

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_46:亀山宿(morning)

DAY 5 8:52_亀山宿 2018.3.27の記憶●亀山宿、ふたたび

ついに最終日の朝を迎えました。

6時間以上の睡眠をとって、7時過ぎにホテルで朝食をゆっくりと食べ、8時を過ぎてからチェックアウト。お尻が痛いとか、両脚とも筋肉痛だとか、そういう肉体的苦難も最終日にはどうでもいい感じに仕上がっています。残す宿場は7つ。問題は鈴鹿峠を越えることです(と、この朝は信じていた……)。

昨晩、東

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_48:坂下宿(筆捨山)

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_48:坂下宿(筆捨山)

DAY 5 9:50_坂下宿(筆捨山) 2018.3.27の記憶●観光地をコラージュした浮世絵ポイント

東海道五十三次旧道で、最大の難所は箱根越えでしょう。そのあと、急坂をいくつか越えてきましたが、鈴鹿峠がゴール前の最大の難所だと思っていました。

関宿も東から西へは、いうなればずっと上り坂です。その関宿を抜け1号線に合流すると、景色はいよいよ峠越えの様相に一変します。

左車線は路肩しかなく歩

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_49:土山宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_49:土山宿

DAY 5 11:55_土山宿 2018.3.27の記憶●神社の参道が東海道旧道

鈴鹿峠を越えるのにどれほどの時間、どれだけの体力が必要かよくわからなかったこともあり身構えていたせいでしょうか、トンネルを使って鈴鹿峠をクリアしてしまった後、あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまいました。初日の箱根峠越えの記憶が鮮明に残っていたせいでもあります。

まだゴールしてもいないのに、もうゴールしたようなそ

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_50:水口宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_50:水口宿

DAY 5 12:58_水口宿 2018.3.27の記憶●はじめての三択というルート

水口宿の江戸方には、冠木門があるのですぐに分かります。ここが水口宿東見附跡。さらに少し行くと二股に分かれるポイントがあり、そこが高札場跡。ここは左右どちらのみちを進んでも正解。有名な三筋の道なのです。

今回は左を選択。するとすぐに進行方向二手に分岐しているのですが、そこは右を選択。つまり、三筋の道の真ん中を選

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_51:石部宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_51:石部宿

DAY 5 14:44_石部宿 2018.3.27の記憶●スケジュール通りの進行

5日間でゴールできるという目算がたったからか、水口宿では「飛出しとび太くん」なんかに心を奪われてしまい、やはり旅は心のゆとりが必要なのだなぁ、と思いいたったのでした。

そもそも、旅には日常の資本主義的競争社会から離れて、普段は目にしない景色や様々なものを見て、自分自身のことを見つめ直すという側面があります、あくま

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旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_52:草津宿

旅するBD-1、東海道五十三次旧道を行く_52:草津宿

DAY 5 15:41_草津宿 2018.3.27の記憶●記憶と違う東海道旧道

時代の流れとともに変化していたことを体で感じたBD-1での東海道旧道旅でしたが、それを現在進行形で感じたのが草津宿です。

東海道旧道と国道1号線がクロスするポイントが、まさに変わりつつある最中でした。2015年のBMW i8で旅したときのルートとは、まったく景色が変わっていたのです。

そもそも、2015年に通った

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