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田舎暮らしの辛い現実【孤独】

田舎暮らしは楽なことだけではない

「孤独」

旦那さんが居ない時にものすごい孤独感を感じて精神状態が悪くなりました。引っ越ししたての時は、片付けや手続き、周りのお店を見に行ったり、色々目新しいものがありました。
だから、東京から引っ越してちょっと旅行気分だったのかもしれません。

しかし3カ月もするとそういうものが落ち着いてきます。
仕事もほぼ無職なので、
自発的になにかをやらないと予定はなにもありません。

そうなった時に「何のために生きているんだろう?」という気持ちになりました。誰も知り合いのいない場所に引っ越したので、旦那さんがいないときは1日誰かと会話をしない日もあります。

それで大丈夫!っていう人もいると思うのですが、
私はコミュニケーションをとりたいタイプの人なので、
誰とも話をしない日があると、
「誰の役にも立たなかった」
「何のために生きているのかわからない」

と感じ、まるでうつ病なのではないか?という状態に。

40歳を超えて、周りの人は子育てをしていたりするし、
東京で頑張っていた自分が今の自分をみたら、
「やりたいことやってるし、贅沢だ」と言うと思います。

しかし人間はわがままなもので、
田舎暮らしをして理想を手に入れたときに、
それが不安になる。
こんなことに悩むのは10代後半~20代前半の人たちで、
もうすでに色んなものを積み重ねて来た自分がこんな風に考えることが
恥ずかしくもあり、頑張って働いてくれている旦那さんにも悪い気持ちになりました。

そこから脱却しようと思って
Youtubeやamazon kindleで検索
「孤独」
「生きているのが辛い」
「淋しくて仕方がない」

お坊さんのお話だったり、
メンタリストDaigoだったり
ひろゆきだったり
スピリチュアルカウンセラーだったり
自己肯定感を爆上げさせてくれそうな講演家の人だったり・・・

そういう人がずらっと出てくる。
でも、それら全てが心が弱っている人に向けてのビジネスに見えてしまう。
私はどこまでもひねくれているから、
そういう心がつらくなっている人を助けるためのビジネスなんだと思えてしまう。調べるとそういう人たちのバックエンドは高額商材だったり、高額な相談だったりサブスクだったりする。

旦那さんに相談すればいいんじゃないの?と思う気持ちもあるけれど、
養ってもらっているだけで十分なのに、
自分の精神状態の面倒をさらに押し付けることなんてしたくないと思った。

ちなみに、こういう状態になった時に大切なのは、
食事、運動、睡眠を見直すことだと思っています。
なので、自分が食べたいものを食べる(いつもは糖質制限しているけど、シュークリームたべた)
運動に関しては、持病でランニングや筋トレができないので海に泳ぎにいく。しかし今日は雨で自転車しかない私は海にいけず。
睡眠だけはいつでもどこでも30秒で目をつむれば眠れるので、完ぺき!
しかし、やっぱり気分はすぐれない。

他の田舎暮らしの人のNOTEを見ても、
やっぱりお仕事をしていたり、
何かしら人と関わっている人たちが多いので、
共感と言うよりも、
むしろ比較してしまって、自分ができない人間なんだという風に落ち込むだけになってしまった。よろしくない。

思えば東京ではどうしていたのか?
東京では孤独を感じても解消する方法がたくさんあったように思う。
東京にはたくさんの人がいて、
その中でも私は一人でいることが多かった。
でも、そういう時に淋しさを紛らわすことができる場所をたくさん持っていた。爆音が流れるクラブに遊びに行く、友達と飲みに行く、行きつけのBarなどなど、そして仕事に打ち込んでいた。

そう。結局今の暇な状態が自分にとってすごく良くないのだ。
暇だから余計なことを考える。
だから忙しくすればいい。
答えはシンプルだ。

だけど思う。
いつまでもこんな思いでいていいのか?
自分の人生を生きてないじゃないのか?

私はいつも誰かの評価や誰かから必要とされる自分、必要とされるように仕事をしてきた。でもそんなのって他人軸。
自分がやりたいこと=他人から必要とされること。
ならばお金を貰えなくても他人から必要とされればなんでもやるのか?と言われるとそんなことはない。
だって今の日本では、大人は税金を払わなければならない。
そのためには稼がなければいけない。

結局それをやり続けた結果、
東京では自分がやりたいことでもないことに全力をつくし、
体を壊した。
東京は時間の流れが早い。物凄いスピードだと思う。
だからそういうことを考えることにふたをしてきた。

田舎に引っ越し自然の中に身を置いて思うこと。
それは自分が何者なのかということ。
自然は天気が良い日も悪い日もそれに抗わず、そこにある。
季節の移り変わりとともに変わっていく。

自分もそういう自然な生き方をしたい。
無理せず背伸びせず、
人から求められる人間を演じて生きていくのではなく、
自分はこれしかできない人間なんですって言って
生きていきたい。
こうやって孤独にさいなまれる弱い人間だし、
自分で田舎暮らしを選択したけど、
やっぱりそれでも辛いって思っちゃうネガティブでわがままな人間なんだと、それをわかってほしいと言えるひとでいたい。

そんなことをずっと一人で考えていると
病んでくるし涙も止まらなくなる。
でもきっとこれも必要な経験なのだろうなと今は思えているし、
こうして文章に書き起こせているので、
一歩前に進んだのかもしれない。

田舎暮らしをして楽しい!元気いっぱい!
という人たちがたくさんいるけれど、
本当に羨ましい。
でもそういう人たちも辛い側面は見せてないだけど
きっと辛いことはたくさんあるのかもしれない。

本当はこういうネガティブなことは書きたくないけれど、
いつの日かまた明るい自分が舞い戻り、
そして同じように田舎で一人ぼっちで辛い!と思っている人に
ちょっとでも寄り添えたらいいなと思って書きました。
不快に思った方がいたら申し訳ないです。

田舎は近所付き合いが大変、世間が狭い
というけれど、今の私はそういうのですら羨ましく感じてしまう。
きっとそういう人間関係のトラブルは起きたら起きたで、
いまの状況の方がよかったというかもしれないけれど・・・
人間とは本当にあいまいで都合がいい生き物です。

そんなこんなで田舎暮らしの自分を愛せるように
日々また自分と向き合い戦っていきたいと思います。
最後まで鬱々とした文章を読んでいただいた皆さま、
ありがとうございます。

<自己紹介>
アラフォーで田舎暮らしをはじめたひーちゃんとおししょーです。
2022年5月に東京と大阪から愛媛県今治市に引っ越しました。
地方移住や田舎暮らしについて発信しております。
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