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石巻・武田2打席連続本塁打 高校野球代替大会 宮城広瀬にコールド勝ち

 全国高校野球選手権大会宮城大会の代替となる「東北地区高校野球宮城大会」は18日午後と19日、石巻勢5チームが初戦となる2回戦に臨んだ。石巻は武田の2打席連続本塁打などで宮城広瀬に八回コールド勝ち。石巻西と石巻商業は先制したものの逆転で敗れ、宮城水産・本吉響の連合、新設のウェルネス宮城(東松島市)は完敗した。大会は22日から3回戦となり、石巻地方で勝ち残っているのは石巻と石巻工業のみとなった。【熊谷利勝】

 宮城広瀬と対戦した石巻高は一回、1死一、三塁から4番小野寺の犠飛で先制。二回には7番武田の左方向への本塁打で1点を加えた。武田は四回、2死二塁から真ん中よりの変化球を振り抜き、2打席連続本塁打。六回、八回にも適時打を放ち、4打数4安打5打点の活躍を見せた。

 先発投手の本木は初回に1死一、二塁といきなりのピンチを迎えたが、後続を見逃し三振と内野ゴロに仕留めた。その後は味方の援護もあって安定した投球。唯一、三塁まで進まれた七回も冷静に打ち取った。 

感謝伝えられる機会

 2本の本塁打を放った武田は「1本目は投手を援護できればと左中間を狙った結果。2本目は1本出ていたので思い切り打った。3年生初の公式戦で2本も打ててうれしい」と試合を振り返り、代替大会の開催に「親に感謝を伝えられる機会を与えられた」と語った。

高校野球代替 2回戦 石巻ー宮城広瀬 (117)武田2打席連続本塁打b

2本目の本塁打を放つ石巻・武田

 完封した本木は「低めのコントロールが定まらなかったが、徐々にまとまってきた。コールド勝ちの勢いがあるが、地に足を付けて自分たちの野球をする」と次戦を見据えた。次は24日午後2時から、鹿島台中央野球場で角田と戦う。

石巻西先制点守れず

 石巻西は泉館山と対戦。先攻の石巻西は初回、先頭の永沼が三塁打、続く阿部が左前に適時打を放ち幸先良く先制した。先発投手の石川は要所を締めて四回まで無失点で切り抜けたが、五回に適時打を浴びて同点とされた。

 味方打線は二回以降散発の4安打に抑えられ、最終九回も三者凡退となった。

石巻西 石川投手

敗戦も粘り強く完投した石巻西・石川

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野球スコアボード_宮水-01

野球スコアボード_石巻西-01

野球スコアボード_石巻商業-01

野球スコアボード_ウェルネス宮城-01

野球スコアボード_石巻-01


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