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女川町38・9%で県内6位 65歳以上の高齢化率 石巻市21位、東松島市26位

 県の令和3年高齢者人口調査(3月末)によると、人口に占める65歳以上の割合である高齢化率は、石巻地方では女川町が最も高く、38.9%となっていた。年々上昇していた割合は前年と同じに抑えられ、35市町村の順位は1つ下がって6位となった。石巻市は33.6%の21位、東松島市は29.7%の26位で、数値は上昇したものの順位に変動がなかった。

 高齢者人口は県が毎年、3月末時点の各市町村の住民基本台帳を基に調査。県の総人口は227万3909人で前年から0.4%減少したが、65歳以上の人口は1.3%増の64万6330人となった。結果、高齢化率は0.5ポイント上がり、28.4%となった。

 高齢化率の1位は総人口1302人に対して45.7%の七ヶ宿町。順位は変わらないが、割合は0.5ポイント低下した。次いで丸森町、山元町、栗原市、松島町、女川町、気仙沼市、蔵王町、大郷町、川崎町の順。低い順では21.3%の富谷市を筆頭に、名取市、大和町、利府町、仙台市、多賀城市、岩沼市、大河原町、大衡村、東松島市などとなっている。

 女川町は高齢化率が横ばいだったが、他市町村で軒並み数値が上昇した分、順位が下がった。各市町村で定住・移住の施策に力を入れる中、上昇しなかったのは女川と七ヶ宿の2町だけだった。

 県は65歳以上の一人暮らしの割合も調査していて、県平均の21.6%に対して石巻市22.6%、東松島市18.5%、女川町23.3%。1人暮らしの割合も年々高くなっている。


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