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モンスター募集に348点 石巻市制作RPGアプリ 2次審査で一般投票受付中

 石巻市がスマートフォン向けアプリとして制作中のロールプレーイングゲーム(RPG)で、敵となるモンスターデザインの公募が今月上旬に終了し、全国から348作品が集まった。一般投票を交えて30作品を採用することにしており、1次審査を通過した58作品が市内2施設と特設のホームページで公開されている。【熊谷利勝】

 委託により開発中のゲームは、魔法の使える登場人物になりきり、空想の石巻を冒険する内容。都会から来た魔法師の少年が石巻で少女と出会い、一緒に旅をしながら危険を乗り越え、石巻への理解を深めていく。3月の配信開始を予定し、市はより多くの人に親しまれるよう身近な自然、生物、名物などにちなんだモンスターのデザインを全国から募集した。

 その結果、一般250作品、中学生以下98作品の応募があった。担当の市産業部商工課が石巻らしさや親しみやすさ、独創性など4つの視点から1次審査し、一般43作品、中学生以下15作品を選定。2次審査は同部幹部職員4人と外部審査員5人、さらには市民投票の結果を審査員の1人として選考することとし、石巻市役所1階とかわまち交流センターに計58作品の一覧と投票箱を置いた。

モンスター投票所 (7)

2次審査に進んだ58作品を展示し、一般投票を受け付けている(かわまち交流センター)

 投票は29日までで特設ホームページでも受け付け。ホヤやクジラ、シカ、石巻焼きそばなどをモチーフにデザインされ、中にはだじゃれのような名前のモンスターがあった。選挙さながらに、SNSで自身の作品への投票を呼び掛ける応募者もいる。

 なお、魔法の名前とそれを使用する時に唱える言葉(呪文)の募集も行っており、5組の採用枠に対して一般124件、中学生以下5件の応募があった。こちらは方言にちなんだ作品が多いという。 市商工課は「全国から応募があった。どれも名物などを良く調べて作品に仕上げており、石巻を知ってもらう機会になった」と反響を喜んでいる。


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