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桃生・ベイビーフェイス ペット供養の新しい形 骨つぼカバーも愛らしく

 手作り子ども服のベイビーフェイス(行場梨沙代表)=石巻市桃生町=は、亡くなったペットの居場所を華やかにする骨つぼカバーのオーダーメイドを展開している。飼い主の思いを形にできるサービスであり、注目を集めている。

 今やペットは家族同然だが、亡くなった後の供養の仕方に悩む声は多い。葬祭会館に10年ほど勤めたベイビーフェイスの高橋裕美さん(47)は「会館にもペット用の骨つぼやカバーを求める方が来たが、種類の少なさに不満の声も聞かれた」と経験談を話す。

「特別な1点を」と語る (左から)行場さん、高橋さん

 高橋さんから相談を持ち掛けられた行場さんは「だったらうちで作ろう」と即断。店舗に併設する自社工場でサンプルを作り、昨秋から販売を始めた。素材はコットン、プードルファー、レースなど自由に選べ、ペットの形を模したぬいぐるみ型もある。愛用していた服やブランケットを使うことも可能だ。

 骨つぼは小鳥、ハムスターなどが入る2寸からあり、大型犬は6寸。これを覆うカバーに個性を出すことで大切な思い出をいつまで胸にとどめ、供養することができる。カバーはデザインが豊富であり、部屋に置いても違和感はない。

 オーダーメイドで手元に届くまでは、カウンセリング後、約1―2週間。価格は大きさやデザインなどで異なるが、おおむね4千円から。行場さんは「イメージを大切に作っていきたい。まずは気兼ねなく相談を」と呼び掛けていた。問合せはベイビーフェイス(0225-76-3330)。木曜日休業。【外処健一】


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