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雄勝湾に珍客 君の名は? 深海魚「ナガヅカ」か たなこや内で飼育

 石巻市雄勝の雄勝湾で1日、深海魚の「ナガヅカ」と思われる魚2匹が捕獲された。観光物産交流施設「おがつ・たなこや」内の水槽で飼われ、買い物客の目を引いている。【渡邊裕紀】

雄勝湾で深海魚ナガヅカ揚がる珍事 (提供写真)

雄勝湾で揚がるのは珍しいナガヅカ(県漁協雄勝湾支所提供)

 県漁協雄勝湾支所(阿部貴之支所長)によると、組合員が「カゴ漁の仕掛けに入っていた」とウナギのような長い体を持つ全長約40センチの魚を支所に持ち込んだ。ギンポの一種と思われたが、背びれなどが微妙に異なり、魚に詳しい支所職員でも名前は分からなかった。

 同支所はSNSに画像を投稿して情報を求めたところ、ナガヅカの名前が浮上。ひれの形状などが一致しているとし、支所はナガヅカとの見方を強めた。

雄勝湾で深海魚ナガヅカ揚がる珍事 (3)

水揚げ直後のナガヅカ(県漁協雄勝湾支所提供)

 ナガヅカは水深100-300メートルに生息する深海魚で日本海、北海道沿岸の底びき網にかかる高級魚だが、雄勝湾での漁獲に対して阿部支所長は「記憶になく、初めて見た。産卵で浅瀬に入ってきたのではないか」と話していた。


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