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パパ考案「パパの育児参加」 ベビスマ石巻主催 積極的なかかわりで夫婦円満

 父親有志の企画イベント「パパの日~パパたちがつくる子育てひろば~」が22日、石巻市の向陽地区コミュニティセンターで開かれた。父親の積極的な子育て参加を通じ、子どもへのかかわり方を楽しく学んだ。

 NPO法人ベビースマイル石巻(荒木裕美代表理事)主催。石巻市から委託された子育て参加促進事業の一環であり、子育て中の父親ら有志と一緒に企画運営し、主体的に子どもとかかわるきっかけ作りとした。

ベビーマッサージを学ぶ父親たち

 「パパ視点でどんな情報、知識を求めているのかを考えた」と有志スタッフの野津裕二郎さん=石巻市十八成浜=。自らも6歳の長男を育てる父親。会場に来て学べること、子どもも一緒に楽しめることに着目して内容を組み立て、石巻市の父子手帖(てちょう)を持参すれば、さらにプレゼントを増やすなど工夫も盛り込んだ。

 各地域にある子育て支援センターは土日休館が多く、職を持つ父親が休日に他の父親と育児情報を共有する場所は数少ない。「パパの日」イベントには約60人の参加があり、父親だけで半数以上を数えた。ベビーマッサージや子育て情報、子ども向けにはバルーンアート遊びと室内遊具があり、安全な空間でにぎやかな声が響いた。

 「ひざひざぼうず♪ひざぼうず♪」。わらべうたに合わせ、我が子の膝をさする。佐々木薫さん(44)=同市水明北=は「父親の参加率が高く驚いた。学びたい思いは一緒。マッサージを覚えて帰ります」と語った。

 生後6カ月の長女をあやす夫の姿を、そばで見守っていた妻のマリ子さん(37)は「普段から十分助けてもらっているので感謝ばかり。これから出張とかもあるので、離乳食をお願いする機会が増えそう」とパパの〝登板〟に期待していた。

 「パパの日」イベントは昨年12月に次いで2回目。ベビースマイル石巻は2月にも再び催し、育児に励む父親を支えていく。【外処健一】





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