見出し画像

ようやく節目のステージ 石巻高 文化祭代替企画 吹奏楽部全62人で演奏

 新型コロナウイルスの影響で一部高校の文化祭が中止や規模縮小する中、通常開催を見送った石巻高校(神成浩志校長)は7日から、文化部のための代替企画を行っている。初日は書道部と吹奏楽部が中庭の広場でパフォーマンスを披露。強風の中でも見守る同級生や教職員を沸かせた。【近江  瞬】

note用文化祭 (1)

吹奏楽部は本年度初めて1―3年生全員が同じステージに立った(7日)

 同校は本年度の文化祭「鰐陵祭」の通常開催を断念。それでも文化部の発表に向けて代替企画を練り、学内のみの公開で7―10日に美術部、7日に吹奏楽部、7、9日に書道部の発表の場を設けた。

note用文化祭 (2)

書道部も迫力ある大型の作品を披露

 このうち吹奏楽部はコロナ禍で定期演奏会とコンクールがいずれも中止。3年生約20人は代替大会もないまま引退することとなった。例年の文化祭は1―2年生体制での初のステージだが、今回は最後の2曲を3年生と共に演奏。1―2年生が3年生に贈ったオリジナルTシャツを全員で着用し、全62人での演奏を実現させた。

note用文化祭 (3)

 現部長の高橋小紅さん(2年)は「先輩たちへのはなむけの気持ちで演奏した。全員がそろって本当に良かった」、元部長の久保田優花さん(3年)も「急きょ一緒に吹ける場をいただき、感謝の気持ち。大切な節目の思い出のステージになった」と笑顔を見せていた。


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。