見出し画像

石巻市議会 「均衡ある発展最優先に」 新正副議長 就任第一声 4常任委の構成決まる

 石巻市議会は改選後初となる8日の臨時会で、新たな正副議長を決めた。共に最大会派のニュー石巻から選出され、平成26―28年以来2度目の議長就任の安倍太郎氏(72)は「均衡ある市の発展を最優先に職務を全うする」と議場であいさつ。副議長の奥山浩幸氏(58)は「議長を支えながら公平公正な議会運営に努める」と述べた。臨時会の会期は9日まで。初日は正副議長選のほか、4常任委員会などの構成を決めた。

2度目の議長となった安倍氏

 安倍氏は旧町を含めて通算9期目のベテラン。2度目の議長は新市になってから初めてだ。就任あいさつで安倍氏は、市民に開かれた議会や公平、円滑な議会運営へ努力するとともに、行政と議会のバランスを保つことを強調。「追認機関でも抵抗勢力でもなく、市民の目線に立った、行政と対等に渡り合える議会へと力量を身に着け、職務に全力を傾注する」と決意した。

 奥山氏は現在3期目。これまでに議会運営委員会や総務企画常任委員会の委員長を担ってきた。初めての副議長に「職責の重さが身に重くのしかかる」と語った。

副議長に初選出された奥山氏

 正副議長選はそれぞれ、議員30人の単記無記名投票。安倍氏はニュー石巻(15人)と友好会派の公明会(3人)に加え、石巻颯の会(7人)、日高見会(2人)、無会派1人の賛同を得て28票を獲得した。日本共産党石巻市議団(2人)の水澤冨士江氏が2票だった。

 副議長選は奥山氏が18票、颯の会の西條正昭氏が12票。奥山氏にはニューと公明会、西條氏には3会派と無会派が投じたとみられる。【熊谷利勝】

 4常任委員会と議会運営委員会の構成は次の通り(敬称略で委員長=◎、副委員長=〇、以下は議席番号順。かっこ内は所属会派)。

■総務企画(定数8、1人欠員)=◎阿部浩章(ニュー石巻)〇楯石光弘(同)勝又和宣(同)阿部和芳(無会派)星雅俊(日高見会)渡辺拓朗(公明会)西條正昭(石巻颯の会)

■環境教育(定数8)=◎遠藤宏昭(同)〇鈴木良広(公明会)我妻久美子(石巻颯の会)都甲マリ子(日高見会)早川俊弘(ニュー石巻)山口荘一郎(石巻颯の会)奥山浩幸(ニュー石巻)大森秀一(同)

■保健福祉(定数7)=◎千葉正幸(ニュー石巻)〇原田豊(同)谷祐輔(石巻颯の会)高橋憲悦(ニュー石巻)齋藤澄子(日本共産党石巻市議団)丹野清(ニュー石巻)阿部正敏(石巻颯の会)

■産業建設(定数7)=◎櫻田誠子(公明会)、〇佐藤雄一(ニュー石巻)、木村美輝(同)宇都宮弘和(石巻颯の会)阿部久一(ニュー石巻)、後藤兼位(石巻颯の会)、水澤冨士江(日本共産党石巻市議団)

■議会運営(定数9)=◎高橋憲悦、○山口荘一郎、勝又和宣、千葉正幸、阿部浩章、星雅俊、齋藤澄子、櫻田誠子、後藤兼位





最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。