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日々の余白
2021年3月19日 13:09
迷ってばかりの人生だ。ことばよりも、ことばのとおりに。何事にも惑わされず自分で決断できたことなんて、もしかしたら1つもないかもしれない。むすめにとってのお母さんで。夫にとっての妻で。親にとっての子で。友人にとっての友人で。同僚にとっての同僚で。あるべき自分をあるべきように。描いたかたちに、収まるように。いつもいつも借り物の価値観のうえで、背伸びをしている。できもしないこと
2021年3月7日 11:58
自分という存在は世界にひとりだけ。よくある前向きなフレーズは、わたしに時々、とても残酷に響く。わたしは、わたしと限りなく同じといえるひとに出会ってみたかった。家族みんなで笑っているとき、友達みんなでランチしているとき、同僚みんなで作業しているとき、わたしだけ、ひとりだけ、どこか座標がズレている。いつも、いつも、どこかズレている。ここに居るのに、一緒に居ない。一緒に居るの
2021年2月11日 23:16
小さく軽い生き物にとって、空を飛ぶということははちみつの中を泳ぐようなものなのだそうです。娘を迎えに行く車の中、つけっぱなしの教育番組からそんな話が聞こえてきました。わたしにはすこしだけ、分かる気がしました。矮小な生き物が、重く広い”せかい“で羽ばたく、その気持ちが。きっとわたしは、ヒトよりこころが小さく軽く脆いのです。アメンボやガガンボみたいに。こころでなければ、きっと、たまし