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服が大好きなのに洗濯が大嫌いな私による「洗濯嫌いを乗り越えるための思考法」

服が大好きなのに洗濯が大嫌いだった私

料理、掃除、片付けは好き。でも、洗濯は大嫌いで苦手でした。一人暮らしをはじめてから25歳くらいまで、ひどい生活。おしゃれかどうかは別として、とにかく服が好きで、クローゼットがパンパン。それなのに「洗濯が嫌いだから」着まわしのために同じ服を買ったことも……。

「洗濯機回したことを忘れて出張に行き、生乾きのまま放置してカビさせてしまう(全部捨てた)」

「社畜時代、下着の洗濯が間に合わず、着替え感覚で買い足し」

「オール明けは朝ユニクロ直行して適当なワンピ買って着替えて出社するなどし、無限に服が増える」

「洗濯物をベランダに干しっぱなしにしていたら、大家さんのおばあちゃんに『ずっと干しっぱなしだから何かあったんじゃないかと思って!』と孤独死の心配をさせてしまった」

などなど、本当に洗濯ができませんでした。それが今では、毎日アイロンがけ以外の洗濯工程を楽しめるようになり、クローゼットもすっきり! 「洗濯嫌いによる洗濯ライフハック」、初回は洗濯嫌いを克服する思考法を紹介します。

1.「洗濯」にまつわる全作業工程を細分化する

「洗濯」といっても、仕事は多いです。ご自身のワードローブから、必要な工程を書き出してください。私の場合、通常オペレーションだけでざっくりこんな感じ。

01「服を脱ぎ、カゴに入れる」
02「色 / 素材毎に分ける」
03「下着や繊細な服を洗濯ネットに入れる」
04「服を洗濯機に入れる」
05「洗剤を計量し、洗濯機に入れる」
06「洗濯が終わるまで待つ」
07「洗濯物をシワを伸ばしながらカゴに入れる」
08「ベランダもしくは浴室までカゴを運ぶ」
09「靴下などの小物 / タオルをピンチに干す」
10「ワンピースやシャツなどをハンガーにかけて干す」
11「洗濯物が乾くのを待つ」
12「雨の場合は早く帰宅して洗濯物を取り込み、部屋干しする」
13「洗濯物をピンチやハンガーから外し、取り込む」
14「洗濯物を分類する」
15「洗濯物を畳む」
16「シャツやワンピースをハンガーにかける」
17「パンツなどを収納する」
18「クローゼットを整理する」

「手洗い」や、「つけおき」、「部分洗い」「漂白」「ブラッシング」「洗剤の残量管理(買い物を含む)」などを省いてもこんなにある……! おしゃれ着や、冬ニットの場合は、洗剤を分けたりブラッシングしたりと、もっと作業工程が増えますね。

ポイントは「待つ時間」も工程のひとつととらえることです。自分が、どの作業が苦手なのか、それをどう改善するのか、対処方法が明確になります。

2.それぞれの工程で苦痛になるポイントを把握する

私の場合、苦痛な工程と理由は下記の通りでした。

・アイロンをかける(暑いし重いし面倒)
・シワシワになった洗濯物を洗濯機から取り出す(面倒くさい)
・「干す」「取り込む」「畳む」(面倒くさい)
・外干し(天気に左右されるのが嫌い! 予定が入れられない)
・部屋干し(部屋が散らかって見えるのが耐えられない!)

とにかく嫌なのが、洗濯による「地味な行動制限」が発生すること。洗濯機を回している間に友達から誘いが来て飲みに行ってそのまま寝て朝会社行ってその日も飲みに行っちゃったりなんかして数日後に衝撃的な臭さの洗濯物が発掘されたり、なんならカビてる可能性もあって怖い! みたいなの、わかります? 私だけ……?

3.苦痛が何によって改善できるか考える

1〜2のステップで「自分は何が苦痛なのか」を考えて、運用改善方法を考えていきます。例えば、01「色 / 素材毎に分ける」03「下着や繊細な服を洗濯ネットに入れる」のが苦手なら、素材の特性を簡単に学んで、買い物の段階で素材と色を選べばいい。「うーん、苦手ではあるけど服は自由に選びたいな」と思えるのであれば、努力改善。

05「洗剤を計量し、洗濯機に入れる」が地味に面倒な人は、多少割高でもジェルボールを買ってブチ込めばいい。07〜13までの工程をまるっとカットしたいなら、「ドラム式洗濯乾燥機を買う」で即解決。私も、導入後は一気に生活レベルが上がりました。乾燥さえすれば、洗濯機の中に放置しても大丈夫。カビないし臭わないし、そのままうっかり出かけちゃってもへっちゃらです。

さらに、私は洗濯物を畳むのが苦手なので、「タオルは畳まずに洗濯機上の引き出しにそのまま投げ入れ」ます。また「靴下をセットにする」という地味な作業から解放されたい一心で「基本の靴下は黒の同じものを5組買い、引き出しに投げ込み」。赤ちゃんの靴下も、どれを手に取っても同じセットができる運用にしています。乾燥機にぶち込んだり熱を加えてもOKな素材や、シワが目立ちにくい素材についても学びました。

これ、他の家事にも応用できる思考法なので、ぜひ実践してみてください。そのうち、noteで洗濯嫌いによる具体的な洗濯実践法を公開します。洗濯ネットやハンガーなど、最適化すればグッと楽になります。そのあたりも紹介する予定です。

現場からは以上です。

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